初心者の筆塗り…HGジムコマンドを筆塗りしたらムラだらけになった件【失敗作例】
初めてアクリジョンを調色し、筆塗り全塗装したものです。
色ムラが目立つ作例となりました。
ムラの原因は塗料の濃度(希釈)でした。
HGUC 1/144 ジム・コマンド(コロニー戦仕様)
880円 2004年05月発売(公式サイト)
古いキットなので合わせ目ががっつり出ますし、関節はあまり動きません。
- 合わせ目消し(失敗)
- スジボリ(失敗)
- 筆塗り全塗装(失敗)
- デカール貼り(ぼちぼち)
この記事では「こうやったらムラになる」という例を紹介します。
筆塗りでムラに悩んでいる方、ムラを避けたい方は、この失敗作例を見て参考にしていただけると嬉しいです。
では、本編をどうぞ!
1.全体像
正面から見ると目立ちませんが、合わせ目消しはミゾが残り、筆塗りは盛大にムラができています。
バーニア内部やスラスターなどの赤をアクセントにしました。カラーリングはその時食べていた草餅から着想し、メインカラーは餅、ボディやスリッパなどの茶色は餡子です(笑
好みの色に近づけるべく、初めてアクリジョンの調色にチャレンジしました。
2.失敗ポイント
2-1.色ムラ
これが今作最大の失敗ポイントですが、黄緑色の装甲全体に色ムラができてしまいました。
原因は塗料の濃度が薄かったことです。
筆者は当時、塗装中に塗料が乾くのが嫌でウェットパレットを使っていました。
※ウェットパレットとは、水に浸したスポンジの上にクッキングシートのような紙を敷いて湿らせたパレットです。
塗っているうちにパレットの水分で塗料が薄まり、筆塗りのコツを守れていなかったのだと思います。
※当時はコツを把握してすらいませんでした。
- 塗料は希釈しない ×
- 薄く何度も塗る
- 乾いてから塗り重ねる ×
塗料を希釈した(された)ため乾燥に時間がかかり、完全に乾く前の塗膜に塗り重ねたため、色ムラができたのでした。
筆塗りのコツは次の記事にまとめてあります。
2-2.合わせ目消しの失敗
古いキットは合わせ目が目立つ場所に出ますが、あまりキレイに消せませんでした。
昔のHGアルアルで、パーツを左右からハメる構造の場合、かみ合わせがシビアで合わせ目が段ズレすることがあります。
圧着の段階で凹まないようしっかり合わせ、ある程度固まるまで押さえ続けるのが良いでしょう。
2-3.マークの塗り分け
地球連邦軍マークを黄色で塗り分けましたが、周りが滲んでいます。
先に黄緑の部分を塗ったあとでマークを塗りましたがはみ出してしまい、スポンジヤスリで削ってごまかしたため、このようになりました。
塗り分けは隠ぺい力が強い色から塗るべきという基本を知らなかった時代の失敗でした。
塗り分けのコツは次の記事にまとめています。
3.数少ない頑張った点
3-1.細かい塗り分け
肩のダクトやバックパックのバーニア内部を赤い色で塗り分けました。
特にバーニアは、内部を塗り分けると手をかけた感じがでるのでおススメです。
マシンガンもミッドナイトブルーの濃淡と、シルバーで塗り分けました。
武装は先に塗装するのをオススメします。最後に回すと面倒になって雑に塗ってしまうので、やる気がみなぎっている序盤に塗ってしまうのです。
3-2.装甲の穴あけ
良くミリタリーモデルなどで見る3つ穴を開けてみました。
これは何の意味があるのでしょう。装甲を軽くするためのものでしょうか。
ケガキ針でアタリを付け、ピンバイス+ドリル刃で穴を開けました。貫通すると内部が見えるので、気を付けながら開けました。
▼ピンバイスは1本持っておくと工作の幅が広がります。
ピンバイスについて、次の記事で詳しくまとめています。
おわり
失敗してみてはじめてわかることってたくさんありますよね。
思った通りにできなくて感じた悔しさも上達への一歩になります。
- 塗料は薄めず乾いてから塗り重ねる
- 合わせ目消しの精度が低いと完成度が下がる
- はみ出したら面倒がらずリタッチする
以上、参考になればうれしいです!
HGUC 1/144 ジム・コマンド(コロニー戦仕様)
880円 2004年05月発売(公式サイト)
店頭で見かけることはめっきりなくなったジムコマンドです。ネットショップで購入可能ですが、大分割高な印象です。どんどん新しいキットが出るので、昔のキットの再販は後回しになるのでしょうね。
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