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【失敗作例】筆塗り初心者がやりがちな失敗-厚塗りはNG

筆塗りおじさん

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筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
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アクリジョンのすばらしさ、筆塗りHowto、ガンプラ製作の楽しさを発信しています。
・北海道札幌市在住
・IT系企業に勤める会社員
・2020年から本格的にガンプラ製作を開始
・得意:筆塗り・スジボリ
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私が初めてアクリジョンで筆塗り全塗装したHGUCジムです。

HGUCジムはパーツが少なく安価なため、みんなの練習用キットとして愛されています。

使用キット

HGUC 1/144 RGM-79 ジム 
770円 2001年04月発売(公式サイト

BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
¥1,650 (2025/01/18 16:26時点 | Amazon調べ)

初めての筆塗りでは当然うまく仕上がるはずはなく、失敗ポイント目白押しの作品となりましたので、振り返ってみたいと思います。

製作概要
  • 合わせ目消し
  • スジボリ失敗
  • 筆塗り全塗装失敗
  • デカール貼り
  • ウェザリング

初心者が陥りやすい失敗の教訓や、HGUCジムを製作する際の参考になればうれしいです!

それでは本編をどうぞ!

1.全体像

HGUCジム 正面
正面
HGUCジム 背面
背面

ジムが実際の兵器だったらこんな色かなと、リアルタイプ的な配色にしてみました。

ジムは水色と赤がメインの少しオモチャっぽいカラーリングです。
成形色とまったく異なる配色にできるのが全塗装の醍醐味です。

全体像だけでは失敗ポイントがわかりづらいので、ピックアップして見てみましょう。

2.失敗ポイント

2-1.塗り忘れ

足首の裏
ヒザの内側
太ももの内側
脇、脇下の赤
ひじ関節の内側

表の塗装に意識が向き過ぎ、組んだ時に内側になる部分を塗り忘れてしまいました

成形色と似た色で塗った場合はそれほどでもありませんが、違う色にした場合はなかなか目立ちます

どうすれば良かったのか
  • 装甲の内側部分も塗装する意識を持つ
  • 内側はベースグレー等の暗い色で塗る

組んだ時にちらっと見える装甲の内側部分をアクリジョンベースグレーなどの暗い色で塗っておくと、成形色が見えず引き締まった印象になります。

ふでおじ
ふでおじ

私はもっぱら、装甲裏をアクリジョンベースグレーで塗っています。

2-2.厚塗り

頭部のぼってり感
頭部のぼってり感
リアアーマーの厚塗り
リアアーマーの厚塗り
ふくらはぎの筆跡
ふくらはぎの筆跡
エッジが潰れてます
エッジが潰れてます
フロントアーマーの厚塗り
フロントアーマーの厚塗り
シールドフチの塗料溜まり
シールドフチの塗料溜まり

初めての全塗装で筆に含む塗料の適量わからず全体的に厚く塗りたくってしまいました。
厚塗りするとパーツのカドが潰れて、野暮ったい印象になってしまいます。

特に、頭部とシールドのフチは塗料が溜まり盛り上がっています。

どうすれば良かったのか
  • 筆に含む塗料は少量にする
  • 一度で発色させず薄く何度も塗る

「薄く何度も塗る」のが筆塗りの基本です。
筆塗り初心者は、一度で発色させようとして厚塗りになりがちなので、薄く何度も塗り重ねて発色させる意識を持ちましょう。

一度で発色させようとすると、厚塗りになり見栄えが悪くなってしまいます
自戒を込めて筆塗りのコツをまとめたので、良ければどうぞ。

よければご覧ください
【誰でもできる】ガンプラ筆塗り塗装のコツを紹介!-希釈なし・薄塗り
【誰でもできる】ガンプラ筆塗り塗装のコツを紹介!-希釈なし・薄塗り

2-3.雑なスジボリ

雑なデザイン
残念なデザイン
前腕のデザインもイマイチ
残念なデザイン②
毛羽立っている
スジボリの毛羽立ち

スジボリの腕前も初心者級で、とりあえず何か彫りたく見よう見まねでやってみました。

スジボリのデザインが残念ですが、練習しないと上手くならないので良しとします。

シールドはスジボリのフチが毛羽立ち、雑な仕上がりになりました。

どうすれば良かったのか
  • スジボリした後はヤスリで整える
  • デザインは先人の作例を参考にする

▼スジボリのデザインについて考察をまとめました。良ければご覧ください。

よければご覧ください
スジボリのデザインを考える-ガンプラを個性的な作品に★
スジボリのデザインを考える-ガンプラを個性的な作品に★

スジボリはプラスチックを刃物で削る作業なので、彫った後は周辺が毛羽立ちます。

400~800番程度のスポンジヤスリなどで表面を整えましょう

スジボリは毛羽立つ

2-4.塗膜の剥がれ

太もものハゲ
太もものハゲ
シールド角のハゲ
シールド角のハゲ

太ももとシールドの角は筆塗りした塗膜が剥げて、成形色が顔を出してしまいました。

塗装後にポーズをとったりぶつけたりすると、塗膜が剥がれることがあるので、注意して扱いましょう。

どうすれば良かったのか
  • 塗装後はトップコートで保護する
  • 塗装後はあまり動かさない

トップコートで表面を保護はしたのですが、おそらく量が足りず完全に保護できていなかったのだと思います。

また、塗装後はあまり動かしてはダメですね。
パーツが干渉するので、塗ったら動かさないを徹底したいと思いました。

▼完成した塗装作品は、トップコートを吹いて表面を保護しましょう。

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3.頑張った点

頭部

▲耳の部分は造形がダルかったので、ケガキ針で一生懸命彫り直しました。浅いモールドをゆっくり慎重に何度もなぞります。おかげでスミがしっかり入りました

胸部のスジボリ

▲スジボリ初心者ですが、先人の作例を参考にボディパーツのデザインは割とうまくいった気がします。胸の上部に少し太めの溝を彫りました。

マルイチモールド

▲ヒザ、ヒジ、くるぶしの”マルイチ”モールドは、奥まった部分を暗い色で塗る作品が引き締まります。古いHGキットは色分けされていないので、細い筆で丁寧に塗り分けるのがオススメです。

頭部クリアパーツ

▲塗装後、全体につや消しにしましたが、クリアパーツのカメラ部分は曇らないように、マスキングテープで覆ってトップコートを吹きました

スネの塗り分け

▲すねに造形されているシリンダー部分は、金属色(ゴールド・シルバー)で塗り分けました。ちらっと見える金属色が、質感を高めてくれます。

おわり

ポーズ①
ポーズ②
ポーズ③

初めての全塗装で反省点が多くありましたが、気付いたこともたくさんありました。

まとめ
  • 筆塗りは「薄塗り」が基本
  • 塗り漏れがないよう仮組みで確認
  • 溜まった塗料は乾く前に筆でならす
  • スジボリするとが毛羽立つので整える

以上、参考になればうれしいです!

使用キット

HGUC 1/144 RGM-79 ジム 
770円 2001年04月発売(公式サイト

▼量販店でも見かけますが、ネットショップでも比較的安価で入手できます。
古いキットでポーズも決まりませんが、パーツが少なく練習にはもってこいです!

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▼モールドの彫り直しはケガキ針がオススメです。
キレイなスミ入れに1本持っていて損はありません。

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▼スジボリや彫り直したモールドは毛羽立ちます。スポンジヤスリで整えましょう。

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▼スジボリに必要なモノ、コツは次の記事にまとめています。興味があればのぞいてみてください。

よければご覧ください
ガンプラのスジボリに必要な道具はコレ!失敗しないやり方も解説
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・2020年から本格的にガンプラ製作を開始
・得意:筆塗り・スジボリ
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