【失敗作例】筆塗り初心者がやりがちな失敗-厚塗りはNG
![](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/05/1-22.jpg)
私が初めてアクリジョンで筆塗り全塗装したHGUCジムです。
HGUCジムはパーツが少なく安価なため、みんなの練習用キットとして愛されています。
HGUC 1/144 RGM-79 ジム
770円 2001年04月発売(公式サイト)
![](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
初めての筆塗りでは当然うまく仕上がるはずはなく、失敗ポイント目白押しの作品となりましたので、振り返ってみたいと思います。
- 合わせ目消し
- スジボリ(失敗)
- 筆塗り全塗装(失敗)
- デカール貼り
- ウェザリング
初心者が陥りやすい失敗の教訓や、HGUCジムを製作する際の参考になればうれしいです!
それでは本編をどうぞ!
1.全体像
![HGUCジム 正面](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/05/1-768x1024.jpg)
![HGUCジム 背面](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/05/2-768x1024.jpg)
ジムが実際の兵器だったらこんな色かなと、リアルタイプ的な配色にしてみました。
ジムは水色と赤がメインの少しオモチャっぽいカラーリングです。
成形色とまったく異なる配色にできるのが全塗装の醍醐味です。
全体像だけでは失敗ポイントがわかりづらいので、ピックアップして見てみましょう。
2.失敗ポイント
2-1.塗り忘れ
表の塗装に意識が向き過ぎ、組んだ時に内側になる部分を塗り忘れてしまいました。
成形色と似た色で塗った場合はそれほどでもありませんが、違う色にした場合はなかなか目立ちます。
- 装甲の内側部分も塗装する意識を持つ
- 内側はベースグレー等の暗い色で塗る
組んだ時にちらっと見える装甲の内側部分をアクリジョンベースグレーなどの暗い色で塗っておくと、成形色が見えず引き締まった印象になります。
![ふでおじ](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/11/face.jpg)
私はもっぱら、装甲裏をアクリジョンベースグレーで塗っています。
2-2.厚塗り
初めての全塗装で筆に含む塗料の適量わからず、全体的に厚く塗りたくってしまいました。
厚塗りするとパーツのカドが潰れて、野暮ったい印象になってしまいます。
特に、頭部とシールドのフチは塗料が溜まり盛り上がっています。
- 筆に含む塗料は少量にする
- 一度で発色させず薄く何度も塗る
「薄く何度も塗る」のが筆塗りの基本です。
筆塗り初心者は、一度で発色させようとして厚塗りになりがちなので、薄く何度も塗り重ねて発色させる意識を持ちましょう。
一度で発色させようとすると、厚塗りになり見栄えが悪くなってしまいます。
自戒を込めて筆塗りのコツをまとめたので、良ければどうぞ。
![【誰でもできる】ガンプラ筆塗り塗装のコツを紹介!-希釈なし・薄塗り](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/08/20-1-320x180.png)
2-3.雑なスジボリ
スジボリの腕前も初心者級で、とりあえず何か彫りたく見よう見まねでやってみました。
スジボリのデザインが残念ですが、練習しないと上手くならないので良しとします。
シールドはスジボリのフチが毛羽立ち、雑な仕上がりになりました。
- スジボリした後はヤスリで整える
- デザインは先人の作例を参考にする
▼スジボリのデザインについて考察をまとめました。良ければご覧ください。
![スジボリのデザインを考える-ガンプラを個性的な作品に★](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/10/38-1-1-320x180.jpg)
スジボリはプラスチックを刃物で削る作業なので、彫った後は周辺が毛羽立ちます。
400~800番程度のスポンジヤスリなどで表面を整えましょう。
![スジボリは毛羽立つ](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/07/1-1.png)
2-4.塗膜の剥がれ
太ももとシールドの角は筆塗りした塗膜が剥げて、成形色が顔を出してしまいました。
塗装後にポーズをとったりぶつけたりすると、塗膜が剥がれることがあるので、注意して扱いましょう。
- 塗装後はトップコートで保護する
- 塗装後はあまり動かさない
トップコートで表面を保護はしたのですが、おそらく量が足りず完全に保護できていなかったのだと思います。
また、塗装後はあまり動かしてはダメですね。
パーツが干渉するので、塗ったら動かさないを徹底したいと思いました。
▼完成した塗装作品は、トップコートを吹いて表面を保護しましょう。
![](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
3.頑張った点
![頭部](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/05/19-768x1024.jpg)
▲耳の部分は造形がダルかったので、ケガキ針で一生懸命彫り直しました。浅いモールドをゆっくり慎重に何度もなぞります。おかげでスミがしっかり入りました。
![頭部クリアパーツ](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/05/22-768x1024.jpg)
▲塗装後、全体につや消しにしましたが、クリアパーツのカメラ部分は曇らないように、マスキングテープで覆ってトップコートを吹きました。
おわり
![ポーズ①](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/05/25-768x1024.jpg)
初めての全塗装で反省点が多くありましたが、気付いたこともたくさんありました。
- 筆塗りは「薄塗り」が基本
- 塗り漏れがないよう仮組みで確認
- 溜まった塗料は乾く前に筆でならす
- スジボリするとが毛羽立つので整える
以上、参考になればうれしいです!
HGUC 1/144 RGM-79 ジム
770円 2001年04月発売(公式サイト)
▼量販店でも見かけますが、ネットショップでも比較的安価で入手できます。
古いキットでポーズも決まりませんが、パーツが少なく練習にはもってこいです!
![](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
▼モールドの彫り直しはケガキ針がオススメです。
キレイなスミ入れに1本持っていて損はありません。
▼スジボリや彫り直したモールドは毛羽立ちます。スポンジヤスリで整えましょう。
▼スジボリに必要なモノ、コツは次の記事にまとめています。興味があればのぞいてみてください。
![ガンプラのスジボリに必要な道具はコレ!失敗しないやり方も解説](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/07/17-1-320x180.png)
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