無塗装でもガンプラがカッコよくなる!リアルタッチマーカーと色鉛筆で汚し仕上げ
ガンプラを塗装なしでカッコよくしたいな…と思いませんか?
実は無塗装でもガンプラをカッコよく仕上げる方法はたくさんあります。
今回は、リアルタッチマーカーと色鉛筆で仕上げる方法を紹介します。
こんな方にオススメのやり方です。
- 塗装なしでカッコよく作りたい
- ガンプラのオモチャっぽさをなくしたい
- 時間がないからサクッと汚したい
- 最低限の道具で簡単に仕上げたい
作成するのはHGオリジン版ガンダム。
ディテールが細かく汚し映えしそうなキットです。
このオリジン版ガンダムを、リアルタッチマーカーと色鉛筆だけでカッコよく仕上げていきましょう。
完成イメージはこちらです。
※アンテナの左は折れてしまいました。。

全体がマーカーの灰色で汚れ、薄っすらと青い色がパーツに乗っています。
マーカーと色鉛筆だけで簡単にできるので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
それでは、本編をどうぞ!
事前準備
基本工作

パチ組したオリジンガンダムがこちら。
全身に細かいモールドが施され、パチ組みでも非常に情報量が多いです。
ディテールはRGに匹敵しそうな印象。
このままウェザリングしても良いのですが、カッコよく仕上げるためにひと手間かけましょう。
基本工作と呼ばれる作業です。
※そんな手間かけられない!という方はジャンプ!
2.ウェザリングの準備
平面出し
パーツ表面にヤスリをかけ平面を出す作業です。
プラモデルのパーツは、平らに見えても緩やかな凹凸があり完全な平面ではありません。
これはパーツ成形時、金型に流し込まれた高温の樹脂が冷え固まり収縮することで起こります。
平面を出すことで、凹凸による光の反射を均一化することができます。

▲ガンダムの肩アーマーです。平らに見えますが実は平面ではないのです。

▲金属ヤスリでパーツ表面を削っていきます。パーツに対し水平にヤスリを当て、軽く押して削ります。

▲少し削った表面です。削れていない部分は凹んでいる箇所です。

▲パーツの全面を削り凹んでいた部分も削れました。

▲前腕の装甲パーツです。ヤスリをかけると中央が削れていおらず、凹んでいます。

▲肩パーツと同様に全面が削れるまでヤスリをかけます。
このように、ヤスリで削り平面を出すことで完成時の見ばえが良くなります。
地味で面倒な作業ですが、完成度に拘る人はやっておきましょう。
- ヤスリは面に対し水平に当てる
- ヤスリは押して削る
- ヤスリはやさしく動かす
- ヤスリの目詰まりはハケでとる

金属のヤスリは削り味が良いので、削り過ぎに注意しう!
▼金属ヤスリの詳細はこちらをご覧ください。

モールドの彫り直し

つづいてモールドを掘り直します。
元からあるモールドは造形が甘く浅い場合が多いので、キレイにスミ入れするために彫り直します。
※以降、iPhoneカメラの自動色補正で、写真の色味が安定しません。ご了承ください。

▲頭部背面の浅いミゾをケガキ針でなぞります。はみ出さないようミゾに沿ってゆっくり動かします。

▲右側が彫り直したモールドです。彫り直す前に比べ、陰影がくっきりしました。

▲続いて0.3mmのタガネで”マイナスモールド”を彫り直します。

▲モールドにタガネを沿わせ、軽く何度か彫り込みます。

▲頭部はモールドや凹凸の多い形状です。頬にあるダクトは造形がダルいので彫り直しておきましょう。

▲ダクトをの掘り直しが終わりました。わかりにくいですが、彫り直し前と比べクッキリしています。
モールドの彫り直しの詳細はこちらをどうぞ。

トップコートの塗布 他
パーツ全体をマーカーで塗る前に、裏側やジョイントを黒く塗って目立たなくします。

リアルタッチマーカーのリアルタッチグレー3を使います。個人的にこれは黒だと思います。
※本当に黒いので「グレー」の文字に騙されないようにしましょう。

▲このように接続部が見えると、オモチャっぽさを感じてしまいます。

▲そんな時はジョイント部分を黒のリアルタッチグレー3で塗りつぶします。

▲暗い色で塗ってしまえば、ご覧通り目立たなくなります。めでたくオモチャっぽさがなくなりました。

▲装甲裏も塗ると陰影が強調され完成度が上がります。はみ出た部分はデザインナイフの背などでカンナ掛けすればキレイになります。

塗り終わったらキットに付属のマーキングシールを貼り、半光沢のトップコートを吹いておきます。
シールの保護と程よい汚れの定着を目的に半光沢をチョイス。

▲スプレーはパーツから20cm程度離して吹き付けます。近すぎると吹き過ぎてしまうからです。

▲スプレーを横か縦に動かし、吹き始めを外すように吹きます。これも吹き過ぎを防ぐためです。
- 臭いがきついので、屋外かよく換気して作業しましょう。
- 表面がテラテラ光る程度に吹けばOKです。
- 吹いた後は1時間程度乾かしましょう。
リアルタッチマーカーでウェザリング
マーカーでパーツ全体を塗る
リアルタッチマーカー
水性ベースのマーカーです。
手軽に汚しやぼかし塗装ができる定番のマテリアルで、水性なのでプラスチックを割る心配がありません。
よく使う色のセットも販売されています。
GSIクレオス「ガンダムマーカーリアルタッチマーカー」
いよいよウェザリングです。
今回は無塗装仕上げなのでリアルタッチマーカーを使っていきます。
モールドに塗料が行き渡り、同時にスミ入れもできちゃいます!

▲リアルタッチマーカーの「グレー2」を塗りたくっていきます。

▲マーカーをパーツ全体に満遍なく塗ります。少し茶色がかったグレーに見えます。色は薄めです。

▲大きなシールドも頑張って塗ります。細かいパーツより塗りやすいです。

▲一生懸命彫り直した裏側も丁寧に塗りましょう。面倒ですが我慢です。

▲塗り終わった脚部です。膝を曲げると装甲裏が少し白くて気になります。

▲パーツをバラし、内側にあたる部分をリアルタッチグレー3で塗ってあげます。

▲組み立て直すとこの通り。装甲裏が黒くなり重厚感が出ました。

▲武装も含め、すべてのパーツにリアルタッチマーカーを塗り終えました。乾くまで1時間程度置いておきましょう。
メラミンスポンジで拭き取る

▲マーカーが乾いたらメラミンスポンジで拭き取ります。スポンジは100円ショップなどで買えるものでOKです。

▲スポンジを押し当てシコシコと表面を擦ります。※粉塵が出るのでマスクをつけると良いでしょう。

▲拭き取った個所がキレイになりました。正確にはメラミンスポンジが表面をわずかに削っています。

あまり丁寧にやり過ぎず、少し汚れを残すのがポイントです。
チッピングを描き込む
お次はウェザリングの定番、塗装ハゲ(チッピング)の表現です。
パーツのエッジ付近を中心に、ぶつかって塗装がハゲた状態を表現していきます。

▲塗装ハゲは何度も登場しているリアルタッチグレー3で描き込みます。

▲パーツの角(エッジ)を中心にマーカーの「細」でちょんちょん描き込みます。

▲自然な塗装ハゲになるよう、適度に大きさをばらつかせます。

▲やり過ぎるとくどくなるので、経験的に、少し物足りないかな?くらいで止めておくのが良きです。

▲すべてのパーツに塗装ハゲを描き込みます。実戦で擦れそうな個所を中心に描き込むとリアリティが出ます。
雨ダレ汚れを描き込む
重力下で雨が降り、ミゾにまたった土などが流れてできた「雨ダレ」を描き込んでいきます。

▲雨ダレはリアルタッチブラウン1を使います。一般的な茶色です。

▲「細」のペン先でチョンと点を描き込みます。

▲描いたらすぐに指で拭き取ります。汚れが流れる方向を意識して拭き取るのがコツです。

▲雨ダレを描き込みました。やり過ぎると嘘くさくなるので、よく見ればわかる程度にするのが良いでしょう。
色鉛筆で色を加える

今回は無塗装仕上げなので、着色は色鉛筆の出番です。
色鉛筆は塗料と違い混色できないので、色数が多いモノを用意すると微妙な色使いができて便利です。
色数が多いのにお手頃価格です。手始めに購入するにはピッタリです!

▲濃いめのグレーを使ってエッジにを強調していきます。

▲エッジを暗い色でなぞると、角ばった印象を強調することができます。

▲アンクルアーマーの角もグレーを描き込みます。装甲のゴツゴツ感が出たような気がします。

▲赤いスリッパをパーツ色より濃い色で塗り、陰影を強調します。指で擦ると馴染みます。

▲白いパーツは水色系の色鉛筆を使い、陰影を強調してみます。

▲エッジ、モールド周辺を中心に、濃淡をつけながら色を置いていきます。

▲色を乗せたら水性トップコートで保護します。溶剤系だと色鉛筆が溶けて色が薄くなるので、水性のものを使います。
▼ある程度色数が多いと微妙な表現ができ使いやすいです。
仕上がりの確認
リアルタッチマーカーと色鉛筆による汚しが完了したので、仕上がりを見てみましょう。



モールドやパーツのフチにうっすらと色が乗り、パチ組の状態とくらべて質感が向上しています。
FAQ
- リアルタッチマーカーの臭いは強い?
- いいえ、リアルタッチマーカーは水性ベースなので臭いはほとんどありません。
- リアルタッチマーカーでプラスチックが割れることはある?
- ありません。水性のマーカーなのでプラスチックを侵さないためです。
- 色鉛筆はどんなものを使えばいいの?
- 油性の普通の色鉛筆を用意すれば大丈夫です。
- プラスチックに色鉛筆の色は乗るの?
- つや消し、または半光沢のトップコートを吹き、表面をざらつかせると色が乗ります。そのままの状態ではツルツルしてあまり色が乗りません。
- 基本工作は何のためにやるの?
- パーツ表面のゆがみを慣らし、モールドの彫り直しによりマーカーが流れ込みやすくするためです。作品の完成度を上げるために行います。
まとめ
以上、塗料を使わずマーカーと色鉛筆で雰囲気を出す解説でした。
身近なマテリアルを上手に使えばプラモデルの質感が向上します。
パチ組みから一歩踏み出してみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、ステキなガンプラライフを!
※少し手を加え作例ページをUPました。









