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筆塗りおじさんのガンプラブログ
筆塗りのすゝめ

スジボリ

プラモデルのモールドを彫り直そう!-彫り直しでシャープな印象に!

筆塗りおじさん

筆おじ
筆おじ

筆塗りおじさんです!
プラモデルにひと手間加えてカッコよくしましょう。

プラモデルのモールドがくっきりせず見栄えが悪かったことはありませんか?

特にHGガンプラなどはモールドがシャキッとしていないものがありますよね。

そんな時は「ケガキ針」や「タガネ」などの彫る道具を使って彫り直してみましょう。

これが、こうなります!

ヘッドパーツ(アンテナ付き)
before
ヘッドパーツ(彫り直し後)
after

モールドが深くなり陰影がはっきりしています。

今回はこのように、モールドを掘り直しシャキッとした印象にする方法を解説します!

この記事でわかること
  • 彫り直しに使う道具
  • モールドをシャキッとさせる方法
  • 作業のポイント

良ければどうぞご覧ください。

※しっかり彫り直すとスミ入れが映えます!

スミ入れもバッチリ
彫り直してスミ入れしたキット

▼ウォッシングでスミ入れもする方法はこちら

プラモデルを汚そう!|Mr.ウェザリングカラーでウォッシングするやり方を解説★
プラモデルを汚そう!|Mr.ウェザリングカラーでウォッシングするやり方を解説★

彫り直しに使う道具

ケガキ針

ケガキ針
先端は尖っています

まず紹介するのがケガキ針です。

先端が尖った針状の道具で、モールドをなぞって深掘りします。

直線・曲線ともに彫りやすく、モールドの彫り直しには欠かせないツールです。

ネット通販では多種多様な商品がラインナップ!

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筆おじ
筆おじ

おじさんはこのミネシマのケガキ針。
を愛用。持ちやすくて疲れません。

デザインナイフ

デザインナイフ
結構鋭利です

お次の道具はデザインナイフです。

薄く鋭利な刃物で、プラスチックを削ることができます。

細かい作業もお手の物で、プラモデルを作るな持っておきたいアイテムです。
※使い方は後述します。

筆おじ
筆おじ

替刃が25枚もついて超お得です。
切れなくなったらすぐ交換できます。

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タガネ

タガネ
刃先は薄くなっています
太さの違うものもあると尚よし

つづいてスジボリなどに用いるタガネです。

英語でチゼルと呼ばれる鑿(ノミ)の一種で、先端は薄い刃になっておりモールドをなぞることで深掘りします。

刃幅にバリエーションがあると便利です。

ネットショップには便利なタガネがたくさんあります。

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▼リーズナブルでおすすめのタガネ

▼軽くて持ちやすいDULOのグリップ付きタガネ

ドリル刃

タミヤのベーシックドリル刃セット

これはドリル刃です。小さな丸いモールドの深掘りに使います。太さが異なるセットが便利です。
ピンバイスにセットして使います。

▼1~3mmのドリル刃5本入りセット。

スポンジヤスリ

スポンジヤスリ

最後にスポンジヤスリです。
彫り込んで毛羽だった表面を整えるのに使います。スポンジはある程度硬く、曲面・平面両方に対応できます。

筆おじ
筆おじ

粉塵で目詰まりしても
水で洗えば復活します。

その他の道具

水をためた容器
水を張ったトレイ

▲水を張ったトレイの上で作業すれば、パーツを削った際の粉塵が舞うのを防止できます。

歯ブラシ
歯ブラシ

▲モールドに詰まった粉塵は、水を付けた歯ブラシで擦るとキレイになります。

モールドの彫り直し手順

ラウンドノヴァⅠ

▲今回彫り込むの30MMから「ラウンドノヴァⅠ」。
全身にびっしりにモールドで、1/144スケールですが情報量はなかなかです。

元々モールドはシャキッとしていますが、手を加えることで一層陰影が際立つようになります。

ケガキ針でなぞる

※写真を紛失したため、彫った後のキットを使っています。
 前後の比較がわかりにくくすみません…!

ケガキ針を沿える

▲ケガキ針の先端をモールドに沿わせます。

力を入れず彫ります

▲モールドに沿って針で何度もなぞります。力を入れ過ぎるとズレるので慎重に。

周辺が毛羽立ちます

▲なぞった後は表面が白っぽく毛羽立ってしまいます。

デザインナイフを使います

▲毛羽立ったモールドにデザインナイフの刃を当て、軽くなぞって整えます。

歯ブラシ

▲整え終えたら、濡らした歯ブラシでミゾに残った粉塵を落とします。

キレイになりました!

▲モールドが深掘りされ、陰影がくっきりしました!

ケガキ針でなぞる → デザインナイフで整える を、全てのモールドに行います。

モールドの多いキットだと大変ですが、やっておくと完成時に違いが出てきます。

ポイント

  • 力を入れすぎない
    ケガキ針でなぞる際、力の入れ過ぎはNGです。
    力むとズレたりはみ出したりして失敗してしまいます。
  • デザインナイフはカンナを掛けるように
    ナイフで毛羽立ちを整える際は、刃を斜めにカンナ掛けするように削りましょう。モールドに立体感が出ます。
鞄の掘り込み
結構変わります
鞄の掘り込み②

▲造形の細かいパーツは、彫り込むことで一層くっきりします。

筆おじ
筆おじ

やっておくと
スミ入れが格段にキレイになります。

テクニック:別パーツのように見せる

続いて、段差の境目を彫り込み、あたかも別のパーツが組み合わさったように見せる加工をしていきます。

彫り込む段差

▲このように、段差がある部分を彫り込んでいきます。

ケガキ針でなぞります

▲ケガキ針で段差の境界線を何度もなぞります。”やさしく”がポイントです。

なぞり終わりは毛羽立ちます

▲彫りるとこんな感じに。ミゾ周辺が白く毛羽立っています。

デザインナイフで削ります

▲なぞった後をデザインナイフの刃を傾け、カンナ掛けするように削ります。

別パーツ感が出ました

▲針でなぞる → ナイフで削る を何度か繰り返しました。段差が彫り込まれ、別パーツを組み合わせたような雰囲気になりました。

筆おじ
筆おじ

別パーツ化 = リアリティが出る!

凸モールドを彫り込む

出っ張ったモールド(凸モールド)の周りを彫り込んで、陰影をくっきりさせてみます。

削り落としてプラ板で再生する手もありますが、無塗装だとパーツの色の違うプラ板を使うわけにはいきません。

彫り込む凸モールド

▲凸モールド周辺を彫り直します。その前にパイプに走る線(パーティングライン)を処理します。

パーティングラインを削る

▲パーティングラインはパーツ成形に使う金型の合わせ目です。ナイフの背でこそぎ落とします。

キレイになりました

▲不自然な線が無くなりキレイになりました。

やさしく慎重に彫り込みます

▲凸モールド周辺を彫り込みます。0.15mmのタガネでやさしくなぞります。

彫り込んだ後

▲彫り込んだ後がこちら。スミ入れすると陰影がくっきりします。

太目のマイナスモールドを彫り込む

つづいて、ちょっと太めのマイナスモールドを彫り込んでみます。

太目のマイナスモールド

▲こういうのです。最近のプラモはモールドがシャープですが、それでも若干だるく感じるので、彫り直してくっきりさせます。

0.6mm幅のタガネ

▲まずは刃幅0.6mmのタガネを使い、浅いモールドをざっくり掘り下げます。

やさしく彫り進めます

▲ズレてモールドをえぐらないようゆっくり彫り込みます。

0.2mm幅のタガネ

▲つづいて0.2mm幅のタガネで整えます。

四隅を意識して

▲四隅をシャープにするイメージで、モールドのフチを彫ります。

次の作業イメージ

▲0.6mmで彫るとフチがダルくなるため、0.2mmのタガネでシャープにするのです。

シャープになりました

▲若干陰影がはっきりしました。スミ入れすると顕著わかります。

ここも同様に

▲同様にマイナスモールドを彫り込みます。こちらはシャープになったのがわかりますね。

筆おじ
筆おじ

しゃっきりさせると
リアリティが出ます。

▼ピンバイスにセットし使います。丈夫で使いやすい。

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追加工作:丸モールドのディテールアップ

丸モールド

▲リベット風の丸い穴は、加工で見ばえが良くなります。
今回はドリル刃で彫り込んでみます。

1㎜のドリルでくるくる

▲1mmのドリルで穴を深くします。穴が少し広がりますが気にしません。

削りカスが出ます

▲ピンバイス無しでも大丈夫。やり過ぎると貫通するので注意!

0.5mmのドリル刃

▲次にさっきより細い0.5mm径のドリルを使います。

穴の中心をくるくる

▲1mm穴の中心にドリルを刺し軽く回します。2,3回転くらいでOKです。

穴が二重になる

▲1mmの穴の中心に0.5mmの穴が空き二重になって見えます。

他の穴も掘り込み

▲数が多いと大変ですが、ディテールアップの効果は高いです。

仕上がりの確認

彫り直し前

ラウンドノヴァ
ラウンドノヴァ
ラウンドノヴァ

彫り直し後

ラウンドノヴァ 彫り直し後①
ラウンドノヴァ 彫り直し後④
ラウンドノヴァ 彫り直し後⑥
筆おじ
筆おじ

粉っぽく見えますが、
洗えば無問題です。

▼ガンプラを洗うとは?

ガンプラを洗う理由-塗装前に皮脂・ほこりを洗浄しキレイな仕上がりに
ガンプラを洗う理由-塗装前に皮脂・ほこりを洗浄しキレイな仕上がりに

まとめ:手間に見合った完成度向上の効果

以上、既存のモールドを彫り直す解説でした。

手間はかかりますが、陰影がくっきり・はっきりし完成時の出来ばえが格段に上がります。

工作のまとめ
  • モールドの彫り直し
    ケガキ針やデザインナイフで彫り直してくっきり!
  • 別パーツ風の彫り込み
    装甲の境目を彫り込んで別パーツ感を出そう!
  • 凸モールドの彫り込み
    細かいでっぱりは周辺を彫り込んでくっきりさせよう!
  • マイナスモールドの彫り込み
    マイナスモールドは四隅・辺を彫り込んでくっきり!
  • 丸モールドのディテールアップ
    小さい穴は径の異なるドリル刃でディテールアップ!

道具を全部揃えるのは大変ですが、気になったものどれか一つでもチャレンジてもらえると嬉しいです!

慣れてくると自分のやり方が身に付き、表現の幅が広がりますよ♪

筆おじ
筆おじ

初めてならケガキ針での
彫り直しがカンタンでおすすめ!

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、ステキなガンプラライフを!

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プロフィール
筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
東京在住のリビングモデラ―。会社員として働きながら暇さえあればガンプラをいじる子供おじさん。塗装環境が不要なアクリジョンの筆塗りを好み、いまいち知名度が上がらない同塗料の普及を企んでいる。

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