【黄色の発色】ジンクスⅢをスズメバチカラーに!【アクリジョンベースカラー】
淡いパープルが特徴のHGジンクスⅢを、オリジナルカラーで筆塗り全塗装した作例です。
カラーリングをガラッと変えたくて、オオスズメバチをイメージしたイエローで塗ってみました。
HG 1/144 GN-X(ジンクス)III(地球連邦型)
1,320円 2009年01月発売(公式サイト)
武器も装甲も尖った感じでスズメバチっぽいなと、配色に悩んでいた筆者はひらめいたのでした。
ただ、スズメバチカラーのメインである黄色はアクリジョンの中で最も隠ぺい力が低く、普通に塗っても発色しません。
そんな時はアクリジョンベースカラーの出番です。キレイな黄色にはベースイエローが必須になります。
アクリジョンでキレイに黄色を塗ってみたい方の参考になれば嬉しいです!
それでは本編をどうぞ!
1.全体
ベースイエローを混ぜたおかげで黄色がキレイに発色しました。
下地用の塗料であるベースカラーは、通常色を塗る前の下地を作るために使いますが、通常色と混ぜて使うことで発色を良くすることもできます。
ベースカラーの使い方や詳しい性能はつぎの記事に纏めています。
2.工作
▲余白が多い太ももですが、うるさくならないよう最低限のパネルラインを彫り込みました。この頃になると多少デザインがマシになってきた気がします。中央の丸い部分も曲線用マスキングテープをガイドにしてスジボリしました。
▲排熱用のフィンをイメージし、太ももの上部を彫り込みました。横に等間隔のミゾを彫りデザインナイフの背で階段状に削ったら、0.6mmのタガネでミゾを彫り込んでそれっぽく造形しました。組みあがるとほとんど見えません(笑
こちらも組むとほぼ見えませんが、スカスカのリアアーマー裏が気になったので、プラ板で裏打ちパーツを作り目隠しをしました。申し訳程度にドリル刃でリベット穴を開けています。プラ板工作が苦手な筆者にしては頑張った方です(笑
3.塗装
スズメバチっぽい配色にしたく、イエローは2色の濃淡で塗り分け、黒い部分はタイヤブラックを塗りました。
筆者はマスキングが苦手(面倒くさい)なので、塗り分けはマスキングなしです。
先に隠ぺい力の高い暗めの色を塗り、その後に黄色などの明るい色を塗ります。
そうすれば、はみ出しても楽に修正できます。
黄色がはみ出てもほとんど発色しませんし、黒でカンタンに塗りつぶすことができるのです。
▲GNドライブをスズメバチのお尻に見立てて塗ってみました。機体の設定なんて度外視です。もう少し大きければスズメバチ感が出たかなと思いますが、仕方ありません。
▲アクセントにしたくバーニアをシルバーで塗りました。バーニアだけ光沢のトップコートを吹いたので、キラリと光る金属の質感が再現できました。アクリジョンのシールバーは優秀です。
▲腕を曲げると関節に塗ったグレーの塗膜が削れ、成形色が見えてしまいました。動かすと擦れる部分はパーツを削り込んでおく等の対策が必要ですが、完璧に対応するのは難しいんですよね。
ベースイエローはくすんだ色なので、混ぜすぎると黄色の鮮やかさが無くなります。
キレイな黄色に塗るにはベースイエローを混ぜすぎないことがポイントですが、そうすると隠ぺい力が弱く発色が良くありません。
鮮やかさと発色を両立できるように調色するのが非常に難しく、重ね塗りの回数が増えて若干野暮ったくなってしまいました。
アクリジョンは黄色の塗装が一番難しいです。
▼黄色の塗装にアクリジョンベースカラー ベースイエローで決まり!
▼ベースイエローと混ぜるなら、オレンジ寄りのオレンジイエローがオススメ!
おわり
オオスズメバチ感は今一つでしたが、オリジナルカラーの塗装作例として楽しめました。
- 黄色の隠ぺい力問題は、ベースカラーと塗り重ねで解決
- 武器の塗装はモチベーションがある最初のうちにやると◎
以上、参考になれば嬉しいです!
HG 1/144 GN-X(ジンクス)III(地球連邦型)
1,320円 2009年01月発売(公式サイト)
▼ 躍動感あるポージングにはアクションベース!目立たないクリアタイプがオススメです!
コメントを残す