スミ入れペンでガンプラにスミ入れ!ー万博ガンダムにお手軽スミ入れをしてみる
ガンプラにスミ入れしてますか?
スミ入れとは、プラモデルのミゾ等をパーツと異なる色の塗料で強調することです。
組んだだけのガンプラでも、スミ入れするをとメリハリが出てワンランク上の仕上がりになります。
こちらを見てください。


どうでしょう?
スミ入した後は引き締まった印象になった気がしませんか?
やり方は色々ありますが、今回はお手軽な「スミ入れペン」を使ったスミ入れを紹介します。
- ペンさえあればスミ入れできる
- 臭いが少ない
- プラスチックを侵さない
※詳細は後述します。
ガンプラに手を加えてかっこよくしてみたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
それでは本編をどうぞ!
1.ミスターホビーマーカー スミ入れ極細筆先タイプ
今回スミ入れに使うのは、GSIクレオスの「ミスターホビーマーカー スミ入れ極細筆先タイプ」です。

▲細く柔らかな筆先と、はっきり発色する油性インクの組み合わせにより、繊細なスミ入れ表現や書き込みが可能な、スミ入れ専用ペンです。
価格:495円(税込)
カラー:グレイ
▲キャップを外してペン先を見てみましょう。
ご覧のように非常に細くなっており、細かいミゾも塗りやすいペンです。
油性ペンとは、揮発性有機溶剤に色素や定着剤を溶かして作られたインクの筆記具です。水性ペンと比べて乾くのが速く、プラスチックや金属にも定着します。

カラーはブラック・グレー・ブラウンの3色展開で、スミ入れするパーツの色によって使い分けることができます。
今回はどんなパーツ色にもなじみやすい「グレー」を使って、ガンプラにスミ入れしてみます。
2.スミ入れしてみる

スミ入れするキットは、EG(エントリーグレード)から「RX-78F00/E ガンダム(通称:EXPOガンダム)です。
大阪・関西万博 ガンダムパビリオンで展示している実物大ガンダムの「素体」版キットです。全身にモールドがびっしり施され、スミ入れが映えそうですね。

▲フタを外しパーツにスミ入れしていきます。モールドをなぞるようにペンを走らせましょう。(ペンタイプなので自然にはミゾに流れてくれません)はみ出しはあまり気にしなくて大丈夫です。

▲頬のモールドにペンで描き込みました。ペン先は非常に細いですが、インクが少しはみ出てしまいました。

▲インクが完全に乾く前にスミ入れしたモールドを指で擦って、はみ出た部分を拭き取ってしまいます。指が汚れるのが嫌ならティッシュを使うと良いですが、指の方がキレイに拭き取れます。

▲はみ出たインクがキレイになってモールドにだけスミが入った状態になりました。汚れた指は石鹸で洗えばキレイになります。

▲お次はアンテナの下にある頭部バルカン部分にスミ入れしていきます。ですが、アンテナが邪魔でスミ入れしくそうです。

▲そんな時はパーツオープナーを使いましょう。先端が平たい金属になっており、合わせ目に差し込むことでパーツが外れやすくなります。

▲先端の金属部分を合わせ目に差し込み、やさしく動かします。金属部分は鋭利ではありませんが、力を入れすぎるとパーツがえぐれてしまうので注意です。

▲無事、パーツを外すことができました。これで頭部バルカンも容易にスミ入れすることができます。外しずらいパーツはこのように専用の道具を使って外すと良いでしょう。

▲今度はスミ入れした箇所が凹んで奥まっており、指だとキレイに拭き取れなさそうです。

▲そんな時は綿棒を使います。ドラッグストアやコンビニで購入できる普通の綿棒で十分です。

▲凹凸があり奥まった個所にぐりぐりと押し当て、はみ出たインクを拭き取ります。

▲指が届きにくいところは綿棒を使うと、こんな感じでキレイに拭き取ることができます。

▲ガンダムの頭部にスミ入れができました。
拡大すると雑な部分があるので、手直しします。
3.スミ入れの完了・仕上がりの確認
すべてのパーツにスミ入れを行いました。
「塗る → 拭き取る」を繰り返すのでほんの少し面倒ですが、完成したガンプラはメリハリがきいて引き締まった印象になります。



どうでしょう?
ペンを使ってスミ入れしただけでだいぶ印象が変わったと思いませんか?
EXPOガンダムのように白いパーツにモールドがモリモリ入っているキットは、スミ入れで印象がガラッと変わります。
お手軽なやり方ですが、このように見た目の印象は大きく変わります。
4.ペンによるスミ入れのメリット
今回紹介したスミ入れペンを使ったスミ入れの他にも、スミ入れには色々なやり方があります。
- エナメル塗料を使ったもの
- シャープペンシルタイプの道具
- ウェザリング(ウォッシング)
- 水性塗料に中性洗剤を混ぜたもの
これらを踏まえ、スミ入れペンを使ったスミ入れのメリットを見てみましょう。
4-1.ペンさえあればスミ入れできる
スミ入れペンさえ用意すればスミ入れができるので非常にお手軽です!
エナメル塗料やウォッシングによるスミ入れは塗料や薄め液、綿棒といったものが必要になり、ペンでのスミ入れに比べるとハードルを感じます。
組み上げたガンプラにペンでササっとスミ入れできる、これが一番のメリットです。
4-2.臭いが少ない
同居する家族いる場合、プラモデル制作における”臭い”は大きな問題です。
大半の塗料は有機溶剤(シンナー)の臭いが強く、十分に喚起をしないと自身・周囲に悪い影響を与えます。
その点スミ入れペンによるスミ入れは油性ペンの臭いだけで気にするほどではないので、臭いの問題は発生しません。
4-3.プラスチックを侵さない
最後にスミ入れペンによるスミ入れは”プラスチックを侵さない”のが良い点です。
エナメル塗料やウォッシングに使う塗料は有機溶剤の成分がプラスチックに浸透し、パーツに圧がかかる部分や細い部分などがもろくなり、最悪割れてしまうのです。
そうならないため、スミ入れ前にトップコートでの保護が必要になります。
スミ入れペンは油性ペンなのでプラスチックを侵さずパーツが割れる心配はありません。
まとめ
以上、スミ入れ用筆ペンを使ったスミ入れの紹介でした!
道具はペンだけなので簡単にスミ入れすることができます。



少ない手間で格段に見栄えが良くなるので、まずペンを使ったスミ入れから始めてみてください♪
スミ入れペン以外のスミ入れに興味がある方は、こちらを見てくださいね。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、ステキな筆塗りライフを!
▼記事で登場したEXPOガンダムの詳細はコチラにまとめています。
エントリーグレードRX-78F00/E ガンダム(EXPOガンダム)の紹介!






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