【塗装・改造目線】HG軍警ザク レビュー|スタジオカラー版ザク

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』から「HG 軍警ザク」の素組みレビューです。
映画館で観て「デザイン変じゃね!?」と衝撃を受けたあのザクさんです。
ジオンのスペースコロニー「サイド6」に配備されており、戦闘シーンも多くありました。

すでに多くの方がレビューしているので、本記事では塗装や改造する際の目線で見てみます。
- 組みやすさ
- 色分け再現
- 合わせ目
- 可動
見慣れない形状のパーツが多く、組み立ては簡単ではありませんでした。
機体解説
一年戦争以降、ジオン公国の増長に危機感を覚えたサイド6のスペース・コロニー群は、沿岸警備隊(コーストガード)を軍警機として再編成し、治安維持・防御力強化を名目として、モビルスーツ部隊を配備するに至った。装甲機動隊と名付けられ、そこに採用されたのが、MS-06-SSP 軍警ザクである。
ベースとなっているのは、ジオン公国が一年戦争時に投入した汎用モビルスーツで、宇宙世紀における初の制式採用機となったMS-06 ザク。基本構造と標準装備のザク・マシンガンは当時と大きく変化はないものの、腰部や腕部に装甲やシールドが追加されたほか、警備・捕獲用の電磁警棒や刺股(さすまた)を備える。また、緊急出動時などには、肩部に備えた非常回転灯が作動して周囲に危険を知らせたほか、「警察」といった感じがシールドに入れらている。
通常使用のほか、次世代ザク・マシンガンを有し高機動用のブースターを装備したMS-06-SSPEX 特殊部隊仕様も存在する。
サイド6住民からは、治安維持用としては過剰戦力ではないかと批判と不満の声も上がっている。
ジオン軍のMSかと思いきや実はサイド6独自のもので、劇中では悪役として描かれていました。
さて、令和最新のザクとはいかに!
本編をどうぞ!
HG 1/144 軍警ザク(公式サイト)
2,200円(税込)
2025年04月12日発売
1.HG軍警ザクの全体像




スタジオカラーがデザインした令和のザク。
既存のザクの意匠を残しつつ、全体的に丸みを帯びたシルエットに仕上がっています。
最も着目すべきは脚部でしょうか。
太ももがタンクを着けたような形状で、足が人間のように細く小さいものとなっています。
関節は全てKPSで、ポリキャップは全く使われていませんでした。

付属品はご覧の通り、余剰パーツはありません。
- ザク・マシンガン×1
- ヒート・ホーク×1
- 電磁警棒&シールド×1
- 平手ハンドパーツ(左のみ)

加えてマーキングシールが1枚付属。
「警察」の大きな文字や細かい白ライン、機体番号などを再現するのに使用します。
凹凸があるパーツが多いので、キレイに貼るのはかなり大変そうです。

2.各部詳細

それでは各部の詳細を見ていきましょう。
2-1.HEAD 頭部
▲裏側には突起があり、スライドさせることでモノアイを稼働させることができます。
最近のHGザクでたまに見る機構ですね。表情がつけられるので、なかなかありがたい心配りだと思います!
(右側のザクさん、なんか可愛い笑)
2-2.ARMS 腕部
2-3.BODY ボディ
▲腹部は可動軸が設けられ前後にスイングが可能。
腰部の接続部も可動するため、組み立てた胴体は前後に大きく傾けることができます。
2-4.WAIST 腰部
▲腰部はシンプルな造形ですが、前後に姿勢制御用のスラスターが付属します。
前後のパーツをハメ合わせる構造で合わせ目が発生しますが、段落ちモールドになっているためディテールとして扱うことができます。
2-5.LEGS 脚部

可動域が非常に広いため、このように膝立ちも余裕できまります。
さすが「令和のザク」といったところです。
ですが、足が小さく接地面積が狭いため、立ち姿は安定感がありませんでした。
また、塗装作例を見るとバーニアの内部は赤だったので、再現には塗装が必要です。
2-6.WEAPONS 武器

3.気になる箇所
つづいて合わせ目などの、本キットの工作が必要な気になりポイントを見ていきましょう。
3-1.合わせ目
本キット、合わせ目の多くは段落ちモールドになっており、目立たないよう工夫されています。
3-2.パーティングライン
パーティングラインとは、パーツ成形に用いる金型の合わせ目です。
合わせ目と同様見栄えが悪いので、ヤスリ掛けやデザインナイフでのカンナ掛けで消すのがオススメ。
▼パーティングラインはナイフの背でカンナ掛け!
3-3.塗装が剥げそうな個所
本キット、いろんなところがグリグリ動くので、塗装した後は注意が必要です。

特に下半身は可動軸が多く、多方向によく動きます。
塗装後にあまり動かさない方が良いのはどのキットでも同じですが、このキットは良く動くがためにパーツが干渉しないよう、ポーズを付ける際は気を付けたいところです。
4.まとめ
以上、独特なデザイン「HG軍警ザク」の素組みレビューでした!
アクションポーズを何枚か。




複雑なパーツ形状ながら、最新キットよろしくとても良く動く良キットでした。
ジークアクスシリーズのMSは色分けが多く、主人公機ほどではないにしろ、この軍警ザクも色分け用の白いシールが多数付属します。
「警察」の文字をはじめ細いホワイトラインを塗装するには、しっかりとマスキングが必要です。
スキルの向上に、塗装にチャレンジしても面白いと思います。
ぜひ、手に取って遊んでほしいオススメキットでした!
それでは、ステキなガンプラライフを!
▼ネットショップでも比較的安価で入手可能です!

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