エナメル割りとは|ガンプラ用語集:原理・特徴・注意点まとめ

筆塗りおじさん

エナメル割り(えなめるわり)

概要

エナメル割りとは、エナメル塗料の溶剤を利用して、プラパーツの合わせ目や溝に意図的に細い切れ目(クラック)を入れ、パーツを分割する技法である。
通常の「エナメル割れ(事故)」とは異なり、コントロールされた“加工技法”として使う場合を指す。

特徴

  • ノコやノコ刃が入らない場所でも分割できる
    通常の工具では切りにくい
    • 狭い溝
    • 複雑な形状
    • 内部構造に干渉する部分
      などでも、エナメル割りなら分割が可能である
  • 力を加えずに分割できる
    物理的に押し切る必要がないため、パーツの変形が起きにくい

手順

  1. 割りたいラインに浅いスジ彫りを入れる
    完全に切らず、ガイド程度のミゾでよい
  2. エナメル溶剤を筆で流す
    ミゾに沿って溶剤が浸透する
  3. 時間を置く
    数分〜十数分で、ミゾの部分から割れが進む。
  4. パーツを割る
    少しの力で“パキッ”と割れる

注意点

  • ABSパーツには極めて危険
    ABSはエナメル溶剤に弱く、予期せぬ方向に割れるリスクが高い
    PS樹脂でも慎重に行う必要がある
  • 過剰な溶剤は厳禁
    溶剤を多く流しすぎると、パーツ全体が脆くなり破損につながる

用途

  • パーツの後ハメ加工
  • ディテール追加のための分割
  • ノコが入らない場所の精密切断

ガンプラ改造において、限定的だが非常に有効なテクニック

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