軟質パーツとは|ガンプラ用語集:主な素材・用途・塗装方法まとめ

筆塗りおじさん

軟質パーツ(なんしつぱーつ)

概要

通常のPS樹脂よりも柔らかく、弾力性のある素材で成形されたパーツの総称である。
ガンプラでは、ポリキャップ(PC)、軟質素材のパイプ、ケーブル、スカート、武器の一部などに使用される。
柔軟性を活かして、可動性・保持力・安全性を高める目的で採用される。

主な素材

  • ポリエチレン(PE)
    最も一般的な軟質素材。ポリキャップに使われ、摩耗しにくく、柔らかい
  • PVC(塩ビ)
    柔らかく、パイプ・ケーブル・鞘・スカートなどに使用される。
    ただし塗装が非常に乗りにくい
  • TPE(熱可塑性エラストマー)
    近年のキットで採用されることがある。ゴムのような弾力がある

ガンプラでの主な用途

  • ポリキャップ(PCパーツ)
    関節の保持力を確保するための軟質パーツ。HG・旧MGで多用される
  • パイプ・ケーブル
    ザクの動力パイプ、ガンダムの腰ケーブルなど。柔らかいことで可動の妨げにならない
  • 武器・アンテナの安全対策
    折れやすい部分を軟質化して破損防止
  • スカート・マントなどの可動補助
    PVC製の軟質スカートで、可動域を確保する例もある

メリット

  • 柔らかくて折れにくい
    安全性が高く、破損しにくい
  • 可動の妨げになりにくい
    ケーブルやパイプが柔らかいことで、ポージングの自由度が上がる
  • 摩耗に強い(ポリキャップ)
    関節の保持力を長期間維持しやすい

デメリット

  • 塗装が非常に乗りにくい
    PVCやPEは塗料が弾かれやすく、ラッカー・アクリルともに密着しにくい
  • 経年でベタつくことがある
    PVCは可塑剤が抜けるとベタつき・硬化・ひび割れが起きる
  • 接着剤が効きにくい
    通常のプラ用接着剤は軟質素材に効かない

軟質パーツの塗装方法

軟質パーツは基本的に塗装非推奨だが、どうしても塗りたい場合は以下の方法がある。

  • プライマー(密着剤)を使う
    • ミッチャクロン
    • プライマーサーフェイサー
    • これらを使うと塗膜が剥がれにくくなる
  • 柔軟性のある塗料を使う
    • ラバープライマー
    • ウレタン系塗料
    • 割れにくい塗膜を作れる
  • 可動部は塗らない
    曲げる部分は塗膜が割れるため、可動しない部分だけ塗るのが安全

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