調色したアクリジョンを筆塗りしてガンプラを色分けしてみよう!
![](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/08/21-1.jpg)
【基礎編】筆塗りのコツにつづき、アクリジョンで筆塗りするコツを紹介していきます。
応用編の今回は、パーツの塗り分け・アクリジョンの調色・リタッチについて解説します。
基礎編で解説した通り、単色パーツの塗装はそれほど難しくありませんが、複数色のパーツは塗り分けが発生するの少し難易度が上がります。
- はみ出してきれいに塗れない
- 調色ってどうやるの?
- 失敗のリカバリー方法を知りたい
こんな悩みをお持ちの方は、上手に仕上げるコツを紹介しますので是非ご覧ください。
次のように複数色を塗り分けます。
それでは本編をご覧下さい。
1.パーツの塗り分け
パーツはパネルラインが彫られています。
パネルごとに色を塗り分けてみましょう。
1-1.隠ぺい力が高い色から塗る
素地の色を覆い隠す能力のこと。高い色ほど、下地が透けず塗料本来の色味が出る。
アクリジョンは色によって隠ぺい力が大きく異なります。
具体的には次のような具合です。
![色による隠ぺい力の違い](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/08/記事内画像-2.png)
色による隠ぺい力は次の傾向があります。
- 黒や青、緑などの暗い色
→ 隠ぺい力が高い - 白や赤、黄色などの鮮やかな色
→ 隠ぺい力が低い
塗り分ける際は隠ぺい力が高い色から塗ります。
先に隠ぺい力の高い色を塗っておくと、はみ出しの修正がラクになるのです。
※詳細は塗りながら説明します。
以上を踏まえ、暗めの色から筆塗りしていきます。
1-2.暗めの色を塗る
1-3.はみ出しを処理する
2.アクリジョンを調色する
アクリジョンは90の色数がありますが、ほしい色がないこともあります。
その場合は塗料を混ぜて色を作りましょう。
※アクリジョンの色一覧はこちら
塗料を混ぜて色を作ることを調色といいます。
▲コクピット色(中島系)とマホガニーを調色し、茶色がかった砂色を作ります。
両者を3:1の割合で混ぜていきます。
2-1.調色する
▼下地にも使えるマホガニー。あると結構便利です。
3.塗り分ける
先ほどと違う色を塗っていきます。
はみ出したくない個所をマスキングテープで覆うのが一般的ですが、私はテープを貼るのが面倒なので、マスキングなしで塗ります。
はみ出したら修正すればよいのです。
そのために隠ぺい力の高い色から塗っています。
4.リタッチする
塗装後のはみ出しや塗り忘れの修正を「リタッチ」と言います。
塗装は集中力と根気のいる作業です。
キレイに塗ったつもりでも、はみ出しや塗り忘れがあるものです。
リタッチすることで塗装の完成度が高まります。
▲きれいに塗ったつもりでも、このようにはみ出しが多くみられます。
パーツ全体を目視し、他にリタッチ個所がないか確認しておきましょう。
4.仕上がりの確認
光沢の塗料で塗ったので、表面のテカりと筆跡が目につきます。
トップコートを吹けば、ある程度落ち着きます。
まとめ
以上、アクリジョンで上手に筆塗りするコツの解説でした。
難しいものはなかったのではないでしょうか。
では、ここで要点をまとめておきましょう。
- 隠ぺい力の高い色から塗るべし
→ はみ出しのリタッチを容易にする - 調色の際はよく混ぜ合わせるべし
→ 色むらになるのを防ぐ - 筆先を整えて塗り分けすべし
→ マスキングしない場合は筆先が大事 - リタッチで丁寧に仕上げるべし
→ 全体を点検し、もれなく修正する
記事の内容を参考に、ぜひアクリジョンの調色・塗り分けにチャレンジいただければ嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、ステキな筆塗りライフを!
私が使っている筆。10本セットで1,000円以下です。
![](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
本記事で筆塗りしたパーツをウェザリングしてみました。
良ければ次の記事もご覧ください。
![ガンプラをウェザリングしよう!ウォッシング/ドライブラシ/チッピング](https://www.hudenuri-ojisan.com/blog/wp-content/uploads/2024/08/22-1-320x180.jpg)
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