【塗装・改造目線】HGUCバーザム レビュー

機動戦士Zガンダムからティターンズの量産型MS「バーザム」の素組みレビューです!
何だこのデザイン?カッコイイの?が本機を初めて見た印象。
実はガンダムMk-Ⅱの後継機として開発されたそうです。
見た目にはガンダム的な要素は全くありませんけどね。

箱絵はバチくそカッコいいです。
- 組みやすさ
- 色分け再現
- 合わせ目
- 可動
機体解説
グリプス戦役の長期化による主力機の旧式化という問題に直面したティターンズは、新型機の必要に迫られた。MRS-154 バーザムは、ティターンズのそうした内情を反映し開発された機体である。
RX-178 ガンダムMk-Ⅱの後継機として開発されたバーザムは、RMS-179 ジムⅡの変わる主力機として配備された。一説にはティターンズテストチーム(T3部隊)で得たデータもフィードバックされているともいわれる。また、型式番号の数字部分の頭二桁の「15」からもわかるとおり、開発はニューギニア基地で行われた。
バーザムの特徴として、腰部やバックパックが一体化した胴体やムーバブル・フレームが露出した脚部が挙げられる。また、胴体の特殊な形状のため、小型機のようにも見えるが、四肢や頭部は通常のMSと同等のサイズのため、全高は一般的な機体よりも大きかった。武装も専用のビーム・ライフルのほか、ビーム・サーベル、バルカン・ポッド・システムと標準的なものが用意されたほか、他の機体の兵装も使用できた。
既存機とのパーツ共有による高い生産性も特徴で、短期間での大量生産が可能となった。
このようにコストパフォーマンスと汎用性に優れるバーザムは、グリプス戦役末期において宇宙・地球の双方に配備され、ティターンズの戦力の一角を担ったのである。
劇中では名があるパイロットは乗っていなかった記憶ですが、調べると違うようです。
- マーク・ハミル
ティターンズが誇る異形のMS、どんなキットなのでしょう。
それでは、本編をどうぞ!
HGUC 1/144 バーザム(公式サイト)
1,650円(税込)
2017年05月20日発売
1.HGUCバーザムの全体像


何でしょう、この独特なフォルム…。
胴体と腰部がつながっている変わったデザインで、手放しにカッコイイとは言えないですが、装甲から除くムーバブル・フレームがメカメカしく味があります。
ボディの小ささに比べ足が長く、スタイリッシュにすら見えます。
ABSは使われておらず、関節はKPS製。装甲は通常のPS樹脂となっています。

付属品はご覧の通りで、余剰パーツはありません。
- ビーム・ライフル×1
- ビーム・サーベル×2
- バルカン・ポッド・システム×1
- ハンドパーツ×2式(平手・握り手)
- ビーム・ライフルのベルト?
(差し替え式) - ホイルシール
2.各部詳細
2-1.ヘッドパーツ
▲まず頭部です。アンテナ長すぎじゃね?と言わざるを得ないほど長く主張しています。
また、メインカメラ中央に支柱があるため視認性が悪そうです(旧ザクやヅダと同じパターン)
モノアイはシールではなくクリアパーツで、モノアイレールも造形されています。ここは力が入っていますね。

ただこのモノアイ、パーツがめちゃくちゃ小さいうえに、取り付ける向きがきまっているため非常に取り付けにくいです。
手で取り付けるのが困難だったので、私はピンセットを使いました。
また、モノアイは無くすと発見できない可能性が高いので、細心の注意を払って組み立てましょう。
▼小さく組み立てにくいパーツはピンセットを使うのが安全です。
2-2.腕部
2-3.ボディ
▲股間にある赤・黄・青の謎のパーツは裏側から押し出して外せるようになっていました。
色分け用の細かいパーツはいわゆるハメ殺し(ハメると外せない)になることがあり、そういう場合は穴を開けるなど加工が必要なので、嬉しい気配りです、
▲肩関節は引き出し機構があり、関節部をぐいっと引き出すことで腕部を前方に向けることができます。
リバイブ版のHG Zガンダムも同じ機構があり、そう考えるとバーザムは力が入っている気がします。
2-4.脚部
▲脚部はスネが非常に長いシルエット。装甲の形状も他のMSでは見ないデザインになっています。
内側・外側で微妙に見た目が異なり、黄色のスラスター、スネ横の装甲は異なる形状をしています。
2-5.ビーム・ライフル
▲これがバーザムのビーム・ライフルです。一般的なライフルとは形状が大きく異なっており、前方にはトゲのような突起があります。果たしてこれをカッコイイと思う人はいるのだろうか…。
3.気になるポイント
さて、つづいて本キットの合わせ目など、工作が必要な気になりポイントを見ていきましょう。
3-1.合わせ目
合わせ目とは、パーツ同士を組み合わせた際にできる境目で、見栄えが悪いので処理するのが一般的です。

▲前腕のパーツは挟み込むタイプなので内側に合わせ目がばっちり出ます。グレーの部分の合わせ目消しは簡単そうですが、ブルーの装甲は後ハメ加工が必要、かつ難しそうです。個人的には段落ちモールド化をオススメします。
▼後ハメ加工の基礎についてはこちらをどうぞ!

3-2.パーティングライン
パーティングラインとは、パーツ成形に用いる金型の合わせ目です。
合わせ目と同様見栄えが悪いので、ヤスリ掛けやデザインナイフでのカンナ掛けで消すのがオススメ。
※ビーム・ライフルのグリップにもラインがありますが割愛。
▼パーティングラインはナイフの背でカンナ掛け!
3-3.肉抜き
- プラ板を貼ってフタをする(簡単)
- パテやレジンで埋める(ちょっと難しい)
3-4.その他
4.塗装が必要な部分
▲頭部バルカンの丸い部分と脚部に2つある三角モールドは成形色での色分けはありません。
ホイルシールが付属しているので貼れば色分けが再現できますが、見栄えに拘る方は部分塗装をオススメします。
▲ビーム・ライフルやバルカン・ポッド・システムのセンサー部はグリーンで塗る必要があります。付属のホイルシールを貼っても良いでしょう。こういった細かい部分をしっかり塗り分けておくと、完成度がグンと上がります。
部分塗装を始めるなら次の記事を見て下さい!

まとめ
以上、HGバーザムの素組みレビューでした!
組んで遊んでみると最初のネガティブなイメージは消え失せ、キットを含めバーザムを好きになりました。



実は、ちょっと組みにくい部分がありました。
腕部はパーツの前後がわかりにくく、説明書通りに作っているつもりでも組み間違えることがありました。
また、脚と脛を繋ぐポリキャップはそのままだとなぜかハマらず、ナイフでポリキャップを削って小さくすることでやっとハマりました。(個体差かもしれませんが)
変わったデザインのキットを組んでみたい方は、ぜひ手に取ってみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、ステキなガンプラライフを!
▼ティターンズが誇る異形のMSをあなたの手に!
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