【塗装・改造目線】HGUCギャン(リバイブ版)レビュー

▲リバイブ版ギャンの上半身です。シンプルな装甲ですが凹凸やマイナスモールドがちりばめられており、HGとしては情報量充分です。首の付け根はポリキャップパーツではなく専用のプラパーツですが、頭部形状の都合でアゴを上下することはできません。

▲なんと胴体側のポリキャップに装甲と同じ色のカバーパーツが付属しています。ポリキャップが丸見えにならないのでこれは嬉しい！他のHGではあまり見ない構造です。カバーパーツのおかげで若干可動域が狭まりますが、見栄えはばっちりです。

▲続いて腕部。太ましくがっちりしたシルエットです。肩アーマー中央の丸いパネルラインは別パーツで再現。ヒジ関節は二重関節で180°近く曲がります。おかげで格闘時のアクションポーズはばっちりです。

▲胴体との接続はボールジョイントなので可動域が気になりましたが、肩アーマーには軸を動かすミゾが設けられており、かなり広い範囲で軸が動きます。この辺もぬかりないですね。

▲バックパックは小さいですがしっかりとディテールが施されており、下からのぞくとスラスターノズルが造形されています。外側をシルバーで塗ったり内側を赤く塗り分けたりすると、精密感が出て見栄えが良くなりそうです。

▲腰部です。HGキットでは珍しく、リアアーマーには裏打ちパーツが付いています。ディテールもあり細部までぬかりありません。そしてなんと、このリアアーマーは可動します！基部にC型ジョイントがあり上下に動かすことができるのです。

▲ひっくり返して見るとフロントアーマーにも裏打ちパーツが…！よほどギャンに思い入れのある担当者さんが開発したのでしょう。他のキットとは熱量の差が見てとれます。

▲つづいて脚部。太ももは、よくある前後の装甲で挟み込む構造ですが、合わせ目がディテール化されており、合わせ目消しの必要がありません。加えてももの全面にあるモールドと相まって、なかなかに密度感があります。

▲特徴的なフレア型の脚部背面もしっかり造形されています。丸モールドや凸モールドなど最低限のディテールがあり、チープな印象はありません。広めのキャンパスにみたててスジボリすると気持ちが良さそうです。

▲ほめる点しかないのですが、脚部ヒザ関節も二重関節になっており180°近く曲げることができます。デザイン的に干渉部が少ないのも広可動のポイントですね。そしてさらに、つま先も稼働するため、踏み込んだポーズをとっても設置性を損なうことがありません。ここまでやるか…！といった感じです。

▲スパイクシールドです。説明書によると内側のグレーの部分がニードル・ミサイル、外側にある”あずき色”の多数の突起がハイド・ポンプという機雷だそうです。パーツも分割されており塗り分けはしやすそう。金色の部分はプレーンなのでディテールアップすると面白いのでは。

▲シールドをひっくり返すと、しっかりと別パーツ化された裏打ちが。チープなHGキットだと、シールド裏は肉抜きだらけのスカスカ状態もあり得るのですが、このキットはとことん抜け目がありません。

▲ギャンを特徴づける武装、ビーム・サーベルです。ビーム刃も含め一般的なものとは形状が異なります。また、手首が動くハンドパーツも付属するため、写真のように角度を付けた持ち方ができ、フェンシングのようなポーズも難なく取ることができます。