【塗装・改造目線】HG ユニコーンガンダム[デストロイモード] 素組みレビュー
「機動戦士ガンダムUC」より、HG ユニコーンガンダム(デストロイモード)の素組みレビューです。
MGにあるデストロイモードへの変形機構は、HGではオミットされユニコーン/デストロイのそれぞれ別々にキット化されています。
本キットは、NT-Dを発動したデストロイモードを再現。

メカニックデザインはカトキハジメ氏。
「ガンダム」を冠した機体では珍しくトリコロールカラーは採用されず、装甲は白一色です。
- 組みやすさ
- 色分け再現
- 合わせ目
- 可動
キットは2009年11月発売と比較的古く、記念すべきHGUC100番目のキットです。
機体解説 ※クリックで開きます
ユニコーンガンダム(デストロイモード)は、第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)終結後、地球連邦軍の委託を受けたAE(アナハイム・エレクトロニクス)社が極秘裏に開発したフル・サイコフレーム装備の試作MS、ユニコーンガンダムのもうひとつの姿である。
このデストロイモードは、ユニコーンガンダムがNT-Dと呼ばれるシステムを発動した際の形態であり、ユニコーンガンダムの真の姿であると言える。
「シャアの反乱」において、サイコフレームは、コックピット周辺などの構造材として機体の一部に使用されていただけあった。しかし、AEはその後も研究を継続し、遂には当時のMSの基礎構造であるムーバブル・フレーム一式をサイコフレームによって構成することを可能とした。そのフル・サイコフレーム装備の機体として完成したのがユニコーンガンダムである。
ユニコーンガンダムは、ある条件の下でデストロイモードへと変身する。まず、内部フレームが拡張され、全身の形態が変貌を始める。これに合わせ、装甲は継ぎ目から分離してスライド開放されサイコフレームが露出する。NT-D発動時には、機体性能、特に機動性が飛躍的に向上するほか、圧倒的なレスポンスも発揮され、一説には「瞬間移動さながらの機動性は強化人間でさえ、その気配すら追いきれない」とまで言われている。さらにその際、全身のサイコフレームはほぼ例外なく発光現象を伴っているという。
このシステムは、パイロットが意図的に発動させることは不可能であり、特定の条件を満たすことでのみ自動的に発動する。ただし、その条件は機密事項とされており、詳細は不明のままである。極めて特殊な事情を持った本機の開発プロジェクトは、各セクションにおいて高レベルの情報統制がなされており、たとえ開発に参画したメンバーであっても、プロジェクトの枠外で同等の機体を造り上げることはまず不可能である。なお、開発途上で試作された別機体や、仕様変更された同型機の存在も非公式にではあるが確認されている。
機体のフレーム一式をサイコフレームで作ってしまおうという、あたおか発想の化け物MSです。
劇中ではユニコーンモードの「一本角」に対し、「角割れ」の通称で呼ばれていました。
バナージ・リンクス
こんなの、こんなの悲しすぎます…それでも!
バナージ・リンクス
2009年という時代を考えると、サイコフレームが露出した形態の再現は、なかなかのチャレンジだったのではないでしょうか。
HGUC 1/144 ユニコーンガンダム デストロイモード
(公式サイト)
2,200円(税込)
2009年11月19日発売
量販店では比較的よく見かけるユニコーンガンダム デストロイモード。
(ユニコーンモードはめっきり見かけません)
どんなキットか見てみましょう!
HGUC ユニコーンガンダム デストロイモード 全体像





装甲がパージされ、継ぎ目からクリアパーツのサイコフレームが露出しています。
パージ状態を再現するためパーツは細かいものや複雑な形状のものが多く、組み立ての難易度は高めです。
MGのサイコフレームはABS製でしたが、HGはPS樹脂になっていました。塗装も楽ですね。
脚が伸びて身長が高くなるデストロイモードのシルエットが忠実に再現されています。
古めのキットなので若干エッジがだるい印象です。
ヤスリをかけてシャープにしてあげると、だいぶ印象が変わるでしょう。

関節はPS樹脂とポリキャップを使用。ポリキャップは珍しい赤いものになっていました。

付属品はご覧の通り、意外と少ないです。
- ビーム・サーベル/ビーム・トンファー ※柄のみ
バックパックと腕部に計4基装備している。同じユニットだが、腕部のものは装着したままビームを発振できる。さらにホルダー基部が回転し、古武術の武器「トンファー」に似た使い方が可能となる。 - ビーム・マグナム × 1
通常のビーム・ライフルの数倍の威力を持つ専用武装。MAクラスの機体でも一撃で撃破する。標準的な容量のEパックを一度で使い切るため、専用の連結タイプのEパックを使用する。 - シールド ×1
Iフィールドジェネレーターを内蔵する専用の防御装置。NT-D発動時には全体が上下にスライドし、ジェネレーターユニットを中心としてサイコフレームがX状に展開して防御能力をこうじょうさせる。 - ハンドパーツ:握り手(左右一式)、右武器持ち手×1
- シールドラック用のジョイント×1
- ホイルシール×1
キットの詳細

▲鋭い目つきのカメラアイはシールで再現します。他のガンダムと比べアンテナは鋭角的で非常に大きな作りです。

▲サイコフレームの露出のため白いパーツが細かく分かれています。HGですが、形状の再現度はなかなかです。

◀細かいグレーの部分は別パーツで色分け再現されています。フレームも含め色分けは優秀です。
▶バックパックも装甲がパージされ、サイコフレームの露出が再現されています。暗く光るフレームがカッコいいです。


▲鎖骨部分が跳ね上がるタイプで、このおかげで腕は水平より上、120度ほど上げることができます。

▲肘は装甲が干渉するため90度ほどしか曲がりません。

▲膝も装甲が干渉するため、曲がりは90度程度です。古めのキットなので二重関節にはなっていません。

▲腰は装甲の干渉がなくダイナミックに回転します。腹部は”遊び”があり若干ですが前後に動きます。

▲立ち膝させるとこのようになります。膝から下が長いため、きれいな立ち膝は難しいでしょう。
キットの気になる点
合わせ目やパーティングラインなど、キットの手を入れたい箇所を見ていきましょう。
合わせ目
本キットは、装甲が細かくパーツ分割されており、合わせ目は多くありません。



いずれの合わせ目を消す場合も後ハメ加工は不要の様ですが、②バックパック、③大腿下部は、接着するとサイコフレームのクリアパーツが外せなくなります。
クリアパーツの加工・塗装を終えてから接着することをおすすめします。

ビーム・マグナムはモナカ構造なので、中央に合わせ目が出ます。あのHGUC サザビーでさえ武装は合わせ目が出るので仕方ありません。
パーティングライン
パーティングラインとは、パーツ成形に用いる金型の合わせ目です。
わずかに盛り上がった”ライン”が出るので、ヤスリがけなどで消してしまうのが一般的です。



若干目立つパーティングラインがあるので、平面出しのついでにヤスリで削り落とすと良いでしょう。
膝関節裏のグレーのパーツは中央に小さな合わせ目が出ます。
(説明書の完成図では消されていたので合わせ目の扱い)
その他の気になる部分

▲アンテナにはケガ防止用の安全基準フラッグと呼ばれる突起があります。かっこ悪いので切り飛ばしてシャープにしましょう。(ケガには注意)

▲クリアパーツはヒケている部分があります。ヤスリがけは大変ですが完成度に拘るなら処理しておきたいところです。

▲リアアーマーの装甲、特に左のEパックを装着する方は、少し触るとすぐ外れます。個体差もあるかもしれません。

▲太ももの付け根のパーツは外れやすく、ポリキャップを残して取れてしまいがち。組み立てる際、ダボ軸・穴のカットはしない方が良さそうです。
色が足りない箇所
本キットは色分け再現が優秀で、色が足りない箇所はそれほど多くありません。
※頭部、ビーム・マグナムのセンサーもシールでの再現ですが、詳細は割愛します。

▲鎖骨にあるセンサー上部、本来は白ですがサイコフレームの赤になっています。シールも付属しますがが、塗装した方が見栄えが良いです。

▲ビーム・マグナムのEパックは紺色ですが、グレーになっています。こちらはシールの付属はありません。
頭部アンテナの裏側は設定だと白ですが、キットのアンテナは黄色一色です。
シールも付属しないので、再現には塗装が必要です。
まとめ:手の加え甲斐たっぷりのキット
以上、HGUC ユニコーンガンダム デストロイモードの素組みレビューでした。
パーツのポロリが多かったり、エッジが若干ダルかったり、白いパーツが若干安っぽかったりしますが、プロポーションはアニメさながらで間違いなくカッコいいキットです!
以下、アクションポーズを何枚か載せます。




装甲が平面の組み合わせでデザインされているので、しっかりとエッジ・平面を出せば非常に見栄えがするキットだと思います。
量販店でも見かける頻度が高く、比較的入手しやすい部類のガンプラではないでしょうか。
ぜひ手に取って、禍々しいNT-D発動モードのユニコーンガンダムを楽しんでみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、素敵なガンプラライフを!





