HGガンダムエアリアルにスジボリしよう!-幅を変えてメリハリのあるスジボリに
HGガンダムエアリアルにスジボリでディテールを追加してみましょう。
エアリアルは凝ったデザインでもともとディテールも多いです。
今回は、機体デザインを活かしてスジボリしたいと思います。
- スジボリに必要な道具
- スジボリのやり方
- スジボリのコツ
- 失敗のリカバリー方法
さっそくですが、スジボリしたガンダムエアリアルがこちら。

スミ入れしていないので少しわかりにくいですが、情報量を増やしています。
本記事ではキレイにスジボリする方法を紹介しますので、興味がある方は最後までご覧ください。
それでは、本編をどうぞ!
※ちなみに私はガイドを使っていません。
良ければ以下の記事もご覧ください。
スジボリに必要な道具
スジボリとはプラモデルにモールドを追加・強調することです。
まず、スジボリに必要な道具から見ていきましょう。
彫る道具

タガネ
平刃型の道具で幅が均一なミゾが彫れます。
0.05mm~1.5mmと刃幅が多彩で、スジボリのデザインにより使い分けが可能です。
■ケガキ針
先端が針状の道具です。
シャープなスジボリや細かい造形の彫り直しなど、幅広く活躍します。
補助する道具

スジボリガイドテープ
キレイなスジボリにはガイドテープの使用がオススメです。
硬さや幅、直線用・曲線用などバリエーションがあり、好みのものを使いましょう。
スジボリテンプレート
同じモールドを量産したり、凝った形状を彫ったりする場合は、テンプレートが便利です。
プラ板で自作も可能です。
その他の道具

こんな道具も使います。詳しくは本記事内で解説します。
▼道具の使い方、スジボリのやり方はこちらをどうぞ。

スジボリのやり方
スジボリしていくHGガンダムエアリアルです。
ゲート跡処理、合わせ目消しなどの基本工作を済ませてあります。


※後続の塗装工程を考慮しクリアパーツは外してあります。
では、さっそくスジボリしていきましょう。
エアリアルの特徴的で大きな太ももからスジボリしていきます。
▼ゲート跡処理・合わせ目消しの詳細はこちらをどうぞ!

スジボリの基本手順
※ガイドテープを使っている方はテープを貼っているイメージでご覧ください。

▲シャーペンでスジボリ下書をきします。下書きは簡単に消すことができるので、納得いくまで書き直します。

▲1/144スケールで一般的な0.15mmのタガネを使用。BMCタガネが買えずAmazonで安価なものを購入しました。

▲下書きに沿ってタガネを動かします。一度に深く彫ろうとせず、やさしく何度もなぞります。

▲タガネは常に縦方向に動かします。手がぶれてスジボリが曲がらないようするためです。

▲下書き通りにスジボリすることができました。よく見ると彫ったミゾが毛羽立っています。

▲スポンジヤスリでヤスリがけし毛羽立ちを整えます。

▲毛羽立ちがキレイに無くなりました。ミゾに削りカスが詰まっているので、歯ブラシなどで取り除きます。

▲つづいてデザインナイフの背を使い、ミゾの角を削っていきます。ミゾに対し斜めに角度を付けて刃を入れます。

▲ミゾに角度がついて立体感が出ます。別々のパーツが組み合わさったような雰囲気が出るのです。


タガネ本体は角ばっていて持ちにくいので、ホルダーにセットしての使用をおススメします!
▼握りやすく使いやすい刃幅の違うセットがおススメ!
マイナスモールドを彫る
よくある短い直線のモールド(いわゆるマイナスモールド)を彫り込んでいきます。

▲短い直線をシャーペンで下書きします。

▲太いスジを彫りたいので0.6mm幅のタガネを使います。下書きの上をなぞって彫り込んでいきます。

▲下側からも掘り込んで深さを均等にします。パーツを回転させて反対側から彫ります。

▲0.6mmのミゾが彫れました。…うーん、若干輪郭がぼやけています。

▲そこで0.2mm幅の細いタガネでミゾの輪郭を彫りこんでいきます。ぼやけたミゾをくっきりさせるのです。

▲先ほどまでぼやけていたミゾがくっきりした印象になりました。

ミゾの角・辺をほこむとシャキッとして見栄えばしますよ!
左右対称に彫る
ある程度彫り進めたら、対になるパーツも彫っておきましょう。
後から同じスジボリをしようとしても、彫り忘れることがあるからです。

▲パーツを並べて同じ形状になるよう下書きします。左右対称が望ましいですが、私は雰囲気でやっています。

▲ノギスで測ったりテンプレを使ったりするのが良いのでしょうが、私にはその技術と気力がありません。

▲対になるパーツにも同じスジボリができました。パーツを並べながら下書きすると同じ形状にしやすいです。
細かいミゾを彫る
つづいて、細かいミゾを彫り込んで密度感を出していきます。

▲デザイン優先で謎のパネルラインを彫り込んでいきます。機能的な意義はなく雰囲気重視です。

▲彫った後の毛羽立ちがひどいので、ヤスリで整えデザインナイフの背でミゾの角を落としていきます。

▲こんな感じで細かいモールドを散りばめました。バランス良く配置することで密度感が出ます。
幅を変えてメリハリをつける
一部のスジ彫りの幅を太くしてメリハリをつけていきます。

▲0.15mmで彫り込んだモールドの1辺を、0.3mmのタガネで彫り直し太くしていきます。

▲太く彫り直したモールドは角が立った状態なので、デザインナイフの背で角を落としていきます。

▲このようにモールドの太さを変えることでスジボリにメリハリがつき、引き締まった印象になります。
削って段落ちさせる
今度はパーツのフチを段落ちさせ、装甲の重なりを表現してみます。

▲まずは普通にスジボリします。パーツのフチから少しだけ離れた場所にパネルラインを引きます。

▲彫ったパネルラインの外側を削り段落ちさせます。デザインナイフの背で少しずつ削っていきます。

▲刃の正面では削れ過ぎてしまうため、背を使って少しずつ削ります。

▲ある程度段落ちさせたら、段差の境目をケガキ針でなぞりくっきりさせます。

▲装甲が重なっているような雰囲気になりました。毛羽立っているのでヤスリで整えます。

▲削る前との比較です。情報用が増え「手を加えた感」が出ます。
失敗してしまったら
スジボリが曲がったり、はみ出したり失敗することが良くあります。
うまく彫れてもデザインが気に入らないこともあるでしょう。
そんな時は瞬間接着剤でミゾを埋めてしまいます。実際にやってみましょう。

▲スジボリしたけどデザインがイマイチでした(ToT)。こりゃ失敗だ。

▲瞬間接着剤の出番です。埋めたくないミゾまで接着剤が流れてしまわないよう、粘度の高いものを使います。

▲失敗したスジボリに接着剤を塗ります。

▲瞬間接着剤といってもすぐには固まりません。完全に硬化するまで1時間程度待ちます。

▲硬化後、盛り上がった部分をデザインナイフの背で削っていきます。それほど硬くないのでサクサク削れます。

▲ある程度削ったらヤスリで整えます。400番程度の粗いヤスリでゴリゴリ削ってしまいましょう。

▲ご覧の通り失敗したスジボリがなかったことになりました。この上からスジボリをやり直せばOKです。
スジボリ後の仕上がり


もともと情報量が多いので、バルカン付近や後頭部にだけパネルラインを施しました。


パーツの多くが「KPS※」でスジボリしづらいので、少しのパネルライン追加に留めました。
※KPS…”Kyouka PolyStyrene”の略。ABSの代替素材としてバンダイが開発。
粘り気がある素材で、スジジボリすると毛羽立ち非常に彫りにくい。


あっさりした前腕と肩の一部にスジボリでディテールを追加しました。


つるっとしたサイドアーマーを削り、段落ちした部分を作りました。


一番頑張った脚部です。ほぼすべての部分にスジボリして情報量を追加しました。


余白が広かったので多めにスジボリしました。


もともとディテールが多く、デザインを邪魔しないスジボリを考えるのが大変ではありました。
▼スジボリのデザインを考える記事も良ければどうぞ!

まとめ:スジボリはデザインが大事
以上、HGガンダムエアリアルにスジボリしてみる記事でした。
スジボリのデザインを考えるのは難しいようで楽しい作業です。
気に入ったデザインになるまで何度も下書きしましょう。
今では、ネットで先人の秀逸なスジボリを見ることができます。
是非、オリジナリティあふれるスジボリで、個性ある作品を作ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、ステキなスジボリライフを!
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▼スジボリのデザイン考察のまとめ記事をご覧あれ

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