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スジボリ

プラモデルのモールドを彫り直そう!-掘り直しでシャープな印象に!

筆塗りおじさん

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プラモデルのモールドがくっきりせず完成時に映えなかったことはありませんか?

特にHGガンプラなどはモールドがシャキッとしていないものがありますよね。

そんな時は「ケガキ針」や「タガネ」などの道具を使って彫り直してみましょう。

これが、こうなります!

どうでしょう?モールドが深くなり陰影がはっきりしていませんか?

今回はこんな感じで、モールドを掘り直しシャキッとした印象にする方法を解説します!

この記事でわかること
  • 彫り直しに使う道具
  • モールドをシャキッとさせる方法
  • 作業のポイント

良ければどうぞご覧ください。

※しっかり彫り直すとスミ入れが映えます!

スミ入れもバッチリ
スミ入れしたキット

彫り直しに使う道具

ケガキ針

まず紹介するのがケガキ針です。

先端が鋭く尖った針状になった道具で、モールドをなぞって深掘りします。

直線・曲線ともに彫りやすい、モールドの彫り直しには欠かせないツールです。

ネット通販では多種多様な商品がラインナップ!

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デザインナイフ

お次の道具はデザインナイフです。

薄く鋭利な刃物で、プラスチックを削ることができます。

細かい作業もお手の物で、プラモデルを作るならマストで持っておきたいアイテムです。
※使い方は後述します。

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タガネ

つづいてスジボリなどに用いるタガネです。

英語でチゼルと呼ばれる鑿(ノミ)の一種で先端は薄い刃になっており、モールドをなぞることで深掘りします。

刃幅にバリエーションがあると便利です。

ネットショップには便利なタガネがたくさんあります。

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ドリル刃

タミヤのベーシックドリル刃セット

今度はドリル刃です。丸い小さなモールドを深掘りするのに使います。径が1mm~3mmがセットになったものが便利です。
私は別売りの0.5mmのものも使っています。
ピンバイスにセットして使うのが推奨されていますが、なくても大丈夫です。

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スポンジヤスリ

スポンジヤスリ

最後にスポンジヤスリです。
ケガキ針やタガネ、デザインナイフで彫り込んで毛羽だった表面を整えるのに使います。
スポンジはある程度硬さがあり、曲面・平面両方に対応可能です。

その他の道具

水をためた容器
水を張ったトレイ

▲水を張ったトレイの上で作業することで、パーツを削ると出る粉塵が舞うのを防ぐことができます。

歯ブラシ
歯ブラシ

▲モールドに詰まった粉塵は、水を付けた歯ブラシで擦るとキレイになります。

モールドの彫り直し手順

ラウンドノヴァⅠ

▲今回彫り込んでいくのはこちらの30MMから「ラウンドノヴァⅠ」。
全身にびっしりモールドが施されており、1/144スケールながらなかなかの情報量です。

既にモールドがシャキッとしているキットですが、手を加えることでより一層陰影が際立つようになります。

ケガキ針でなぞる

※写真を紛失したため、彫った後のキットを使っています。
 前後の比較がわかりにくくすみません…!

▲ケガキ針の先端を、深掘りしたいモールドにそっと沿わせます。

▲モールドに沿って針で何度もなぞります。削れて粉塵が出るはずです。力を入れすぎるとズレるので慎重に。

▲けがいた後はプラスチックの表面が白っぽく毛羽立ってしまいます。

▲彫り込んで毛羽立ったモールドにデザインナイフの刃を当て、軽くなぞって毛羽立ちを整えます

▲毛羽立ちを整え終えたら、濡らした歯ブラシで擦りミゾに残った粉塵を落とします。

▲この通りモールドが深掘りされ、陰影がはっきりするようになりました!

ケガキ針でなぞる → デザインナイフで整える の工程を、すべてのモールドに対して行います。

モールドの多いキットだと大変ですが、やっておくと完成時に違いが出てきます

ポイント

  • 力を入れすぎない
    ケガキ針でなぞる際、力を入れすぎてはいけません。
    なぞっているとはいえ、力むとズレたりはみ出したりして失敗してしまいます。
  • デザインナイフはカンナを掛けるように
    デザインナイフで毛羽立ちを整える際は、刃を斜めにカンナ掛けするように削りましょう。モールドに立体感が出て見ばえがします。
鞄の掘り込み

▲このように造形の細かいパーツは、彫り込むことでより一層くっきりします。

テクニック:別パーツのように見せる

続いて、パーツにある段差の境目を彫り込み、あたかも別のパーツが組み合わさったように見せる加工をしていきます。

▲このように1つのパーツで段差があり、複数パーツが組み合わさったような部分を彫り込んでいきます。

▲ケガキ針を使って段差の境界線をやさしく何度もなぞります。”やさしく”がポイントです。

▲彫り終わるとこんな感じ。彫った後が白く毛羽立っています。まだ別パーツ感はありません。

▲先ほどと同様、けがいた後をデザインナイフで削ります。刃を斜めに傾けカンナ掛けするように削ります。

▲ケガキ針でなぞる → デザインナイフで削る を何度か繰り返すとこんな感じに。段差の境界線が彫り込まれ、別々のパーツを組み合わせたような雰囲気になりました!

凸モールドを彫り込む

出っ張ったモールド(凸モールド)の周りを彫り込んで、陰影をくっきりさせてみます。

削り落としてプラ板で再生する手もありますが、無塗装ユーザーの場合、プラ板はパーツの色と違うのでそうはいきません。

▲少し盛り上がったモールドの周りを彫り直します。ですがその前に、パイプに走る線(パーティングライン)が気になります。

▲パーティングラインはパーツ成形に使う金型の合わせ目です。デザインナイフの背でこそぎ落としていきます。

▲こそぎ終えるとこんな感じで、盛り上がっていた不自然な線が無くなり、キレイになりました。

やさしく慎重に彫り込みます

▲つづいて凸モールドの周辺を彫り込んでいきます。0.15mmのタガネを使ってやさしくなぞっていきます。

彫り込んだ後

▲彫り込んだ後がこちら。ミゾが彫り込まれているので、スミ入れなどを行うと陰影がくっきりします。

太目のマイナスモールドを彫り込む

つづいて、ちょっと太めのマイナスモールドを彫り込んでみます。

太目のマイナスモールド

▲こういうのです。最近のプラモデルはモールドがシャープですが、それでも若干だるく感じるので、タガネで彫り直してくっきりさせてみます。

▲まず取り出したるは刃幅0.6mmのタガネ。浅いモールドをざっくり掘り下げていきます。

▲彫り過ぎたりズレてモールドをぼかしてしまわないよう、ゆっくり慎重に彫り込みます。

▲つづいて0.2mm幅のタガネをを使って整えていきます。

▲四隅をシャープにするイメージで、モールドのフチを彫ります。力は入れずやさしく整える感じでOKです。

▲0.6mmで彫った後は、モールドのフチがダルくなっているため、0.2mmのタガネで整えシャープにします。

▲彫り終えるとこんな感じ。彫る前より若干陰影がはっきりしています。スミ入れするともっとわかります。

ここも同様に

▲同じようにしてマイナスモールドを彫り込みます。こちらは割とはっきり、造形がシャープになったのがわかりますね。

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追加工作:丸モールドのディテールアップ

丸モールド

▲写真のようなリベット風の丸いモールド(穴)は、ちょっとした加工で見ばえが良くなります。
今回は別売りのパーツを使うのではなく、ドリル刃で彫り込んでみます。

▲まずは1mm径のドリル刃で穴を彫り込みます。若干、穴の大きさが広がってしまいますが、今回は気にしません。

▲手で回せればピンバイスなしでもOKです。このように削りカスが出ます。やり過ぎると穴が貫通するので注意!

▲つぎに先ほどより細い0.5mm径のドリル刃を使います。

▲1mmで彫った穴の中心にドリルを刺し、軽く回して彫り込みます。2,3回転くらいやればでOKです。

▲仕上がりはご覧の通りです。1mmの穴の中心に0.5mmの穴が空き二重になって見えます

▲同じ要領で彫り込んだ他のパーツです。数が多いと大変ですが、ディテールアップの効果は高いです。

仕上がりの確認

彫り直し前

彫り直し後

ラウンドノヴァ 彫り直し後①
ラウンドノヴァ 彫り直し後④
ラウンドノヴァ 彫り直し後⑥

まとめ:手間に見合った完成度向上の効果

以上、キットに元からあるモールドを彫り込む解説でした。

手間はかかりますが、彫り直すことで陰影がくっきり・はっきりし、完成時の出来ばえが格段に上がります

工作のまとめ
  • モールドの彫り直し
    既存のモールドをケガキ針やデザインナイフで彫り直してくっきり!
  • 別パーツ風の彫り込み
    装甲の境目を彫り込んで別パーツ感を出そう!
  • 凸モールドの彫り込み
    細かいでっぱりは周辺を彫り込んでくっきりさせよう!
  • マイナスモールドの彫り込み
    マイナスモールドは四隅・辺を彫り込んでくっきり!
  • 丸モールドのディテールアップ
    小さい穴は径の異なるドリル刃でディテールアップ!

すべての道具を揃えるのは大変ですが、どれか一つでも気になったものにチャレンジてもらえると嬉しいです!

慣れてくると自分のやり方が身に付き、表現の幅が広がりますよ♪

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、ステキなガンプラライフを!

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▼彫り込んだキットに汚し塗装をしてみました。

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プロフィール
筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
東京在住のリビングモデラ―。暇さえあればガンプラをいじる子供おじさん。塗装環境が不要なアクリジョンの筆塗りを好み、いまいち知名度が上がらない同塗料の普及を企んでいる。

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