プラモデルを汚そう!|スポンジチッピング・雨垂れ・色鉛筆ほか
プラモデルに「ウェザリング」してますか?
プラモデルに使い込んだ風合いを与えリアリティを出すもので、汚し塗装などとも呼ばれ広く親しまれており、技法や道具は非常に多岐にわたります。
今回はそんなウェザリングから以下の技法を紹介します!
- ウェザリングカラーのチョイ塗り
- スポンジチッピングで塗装ハゲ表現
- 雨垂れ汚れの描き込み
- 色鉛筆で汚し(サビ風・ハイライト)
簡単にプラモデルの完成度を高めることができるのでおすすめですよ!
使用するキットはこちら、30MMからラウンドノヴァくんです。
こちらの記事でウェザリングカラーを使ったウォッシングをしています。
冒頭の汚し塗装を施すとこうなります。

これからウェザリングに挑戦する方の参考になればうれしいです!
それでは本編をどうぞ!
1.ウェザリングカラーのチョイ塗り
ウォッシングしたキットにウェザリングカラーをチョイ塗りし、汚れに深みを出してみます。
使う道具はこちら。

- ウェザリングカラー(好みの色)
- ウェザリングカラー 薄め液
- 筆
- 塗料皿
- 綿棒
こんな感じで「汚れを描き込む」→「薄め液でぼかす」を繰り返すと、簡単に汚れを表現することができます。
▼くすんだ茶色のシェイドブラウン。使えます。
▼異なる大きさがセットになった筆がお得です!
2.スポンジチッピングで塗装ハゲ表現
続いて「スポンジチッピング」というやり方で装甲の塗装ハゲを表現していきます。
スポンジで塗料をスタンプするのです。
- スポンジ(お好みのもの)
- 塗料
- 調色スティック
- 塗料皿
- キッチンペーパー
▼目の粗いスポンジを使うと、塗装ハゲが細かくランダムに仕上がります。
いろいろ試してご自身にぴったりのものを見つけてくださいね!
▼赤鉄色より焼鉄色のほうが具合が良いと思います。
3.雨垂れ汚れの描き込み
お次は雨で汚れが流れた「雨垂れ汚れ」を描き込んでみます。
この茶色の「リアルタッチマーカー」を使います。


▲拭き取りは重力方向を意識します。こんな感じでモールドから汚れが垂れたような仕上がりです。
続いて黄土色っぽいリアルタッチマーカーを使ってみます。オイル汚れなどの表現にぴったりです。

▼ウェザリングにぴったりなリアルタッチマーカーセット2
4.色鉛筆で汚し(サビ風・ハイライト)
最後に色鉛筆を使って風合いを出していきます。
意外かもしれませんが、色鉛筆はウェザリングに大活躍です!私は多用しています。

▲私が使っている色鉛筆です。
ある程度色数が多いほうがイメージ通りに仕上がりますが、こんなになくても大丈夫です。
▼72色くらいあればいろいろ使いやすそうです。
4-1.サビ風汚れ
色鉛筆を使って”サビ”のような風合いを出していきます。
つや消しのトップコートを塗布した状態のほうが色が乗りやすいです。
トップコートがないとツルツルして色が乗りません。
色鉛筆で描き込んだ後はトップコートで表面を保護しましょう。
パーツの表面に色鉛筆の粉が付着しただけの状態なので、こすれたり時間が経つと薄くなるのです。
トップコートは水性のものを使いましょう。
ラッカー(溶剤)系のものだと色鉛筆の色が溶けてほとんど見えなくなってしまいます。

▲おなじみの青缶の水性トップコートがおすすめです!
水性のトップコートでも色鉛筆の色は若干溶けて薄くなるので、強めに汚しても大丈夫です。
4-2.ハイライト
仕上げに明るい色鉛筆でハイライトを描き込みます。
パーツの淵や角を明るくすることで立体感を強調するのです。
5.まとめ
5-1.仕上がり
これまで紹介したウェザリングを施すと、こんな感じに仕上がります!







5-2.まとめ
以上、汚し塗装といわれるウェザリングの技法をいくつか紹介しました!
- ウェザリングカラーのチョイ塗り
- スポンジチッピングで塗装ハゲ表現
- 雨垂れ汚れの描き込み
- 色鉛筆で汚し(サビ風・ハイライト)
ウェザリングはやり方や道具・塗料は非常に多く、正解があるものではありません。
これはやっちゃだめだ、こうすべきだと難しく考えずに、ぜひ自分なりの汚し塗装を楽しんでくださいね!
それでは、素敵なガンプラライフを!
30MM 1/144 bEXM-6 ラウンドノヴァI
(公式サイト)
▼くすんだ茶色のシェイドブラウン。万能です。
▼塗装ハゲの書き込みには焼鉄色!
▼ウェザリングの強い味方、色鉛筆。
▼扱いやすい水性トップコートがおすすめ!













































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