【塗装・改造目線】HG デミバーディング|戦闘シーンが少なすぎる武闘派機体
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」より、HG デミバーディングの素組みレビューです。
同シリーズに存在する企業「ブリオン社」が企画開発中であるデミシリーズの新型コンセプトモデルです。
同社開発であるデミトレーナーの兄弟機という位置づけ。

メカデザイナーは機動戦士ガンダム00などで活躍した海老川兼武氏。
デミトレーナーと比べてかなりボリュームが増しています。
- 組みやすさ
- 色分け再現
- 合わせ目
- 可動
ゴリゴリの戦闘用にデザインされた機体だそうですが、劇中戦闘シーンはほんのわずか…!不遇の機体です。
キットは2023年6月発売。ガンプラとしては新しい部類です。
機体解説 ※クリックで開きます
ブリオン社が開発したデミシリーズのコンセプトモデル。本機の主要パーツは最新基準に準じた新造品で構成されているが、駆動ユニット周辺のストラクチャーに関しては現行型から変わらず継続しており、採算度外視のスペックながらシリーズの特徴である設計や優秀な整備性は確保されている。フライトユニット機能を備えた拡張独立パックなど、マルチツールシステム”デダラス”を発展させたオプション装備も多数設定され、デミバーディングは次世代モビルスーツの可能性をさらに広げていくのである。
- チュアチュリー・パンランチ(チュチュ)

■チュアチュリー・パンランチ(チュチュ)
アスティカシア高等専門学園の生徒で、地球寮のパイロット科1年。愛称はチュチュ。親代わりの採掘労働者たちに支えられ、学園に入学を許された。アーシアンを差別するスペーシアンには敵愾心を抱いているが、水星出身のスレッタに対してはその境遇を自分と重ね、友情を感じている。粗野な振る舞いの裏には、仲間を大切にしたいというチュチュなりの思いやりの心がある。
手伝え。こいつらぶっ潰すぞ
チュアチュリー・パンランチ
ランナーの配置も含めてパーツ構成が非常に秀逸で、とても組み立てやすいキットです。
おまけに可動も良好でぐりぐり動き、遊んでも楽しい良キットだと思います。
この記事ではHGデミバーディングを、改造・塗装目線でキットの細かい部分を写真付きでレビューします。
それでは、本編をどうぞ!
HG 1/144 デミバーディング
(公式サイト)
2,090円(税込)
2023年06月10日発売
HG デミバーディング 全体像





”令和のジム”といわれたデミトレーナーの兄弟機。
全体的にパーツの成形色は、設定画のカラーリングより明るめな印象です。
肩装甲や背面の背負いもののおかげで、なかなかボリュームがあります。
関節はKPS樹脂製で、完全ポリキャップレスキットです。
ホワイトやグレーのパーツもKPS樹脂製なので、スジボリなどの工作は毛羽だってやりづらいかもしれません。

付属品はご覧の通り。色分けに用いるホイルシールの数が若干多い印象です。
- ビームライフルプラス ×1
ブリオン社製の新型携行火器。上部にバッテリーマガジンを装填する脱着式で、再度グリップが組み込まれたセンサースコープユニットが特徴。 - バオリパック ×1
フライトユニット機能を備えた本機専用の背面装備。2門のビームキャノンは可動し、肩越しや脇下など様々な射撃姿勢に対応する。特筆すべきは本体との分離機能を有している点にあり、バリオパック単独での運用が可能。 - ビームサーベル ×2
通常時はフレキシブルブースターに格納されている接近用装備。 - バリオパック用リード線 + ジョイント
- ホイルシール ×1

▲デミトレーナーと共通のランナーが用いられているため、同機用のパーツが余剰となります。
キットの詳細
外観

▲平面を主体とした直線的な装甲デザイン。宇宙世紀好きの人にも刺さりそうなシルエットです。

▲カメラアイはクリアパーツでの再現。よくあるキットと違い頭部の側面もクリアパーツが見え、見栄えがします。

▲肩装甲の下部には2本の動力パイプが。直線的な装甲に良いアクセント。メカニカルでカッコいいです。

◀肘・膝関節の裏側は、C型ジョイントのパーツにカバー取り付ける形式。エントリーグレードを彷彿とさせます。
▶腰部側面には3ミリの接続穴が。オプションパーツ等を取り付けられるのでしょうか。気になる人は穴を塞ぐとよさそう。


◀背面のバオリパックは有線で遠隔操作が可能です。(展示には別売りのディスプレイベースが必要)劇中ではまさかの登場シーンなし!悲しい(ToT)
可動範囲

▲頬の突起が鎖骨の装甲に干渉するため、回転はあまりできません。顎の上下可動はできない形状です。

▲肩関節は前方に大きく引き出し可能なので、腕の可動範囲はなかなか広いです。写真の程度引き出すことができます。

▲腰、胴に備わった可動軸のおかげかなり前傾できます。リアアーマーにロック機構があるため姿勢が崩れることはありません。

▲スネ横の装甲は接続軸が上下に稼働するため、装着位置をずらすことができます。

▲バリオパック、左右のバインダーは上下に跳ね上げ可能、大型のジェネレーター(?)ぐりぐり360°可動します。

▲2基のビームキャノンは柔軟に可動し、脇下に挟み込むことも可能です。

▲C型ジョイントの簡易的な関節腔のため、肘の曲がりは90度ほどです。

▲膝は二重関節で干渉する装甲がないため、ほぼ180°曲げることができます。

▲前傾する胴体と良く曲がる脚部により、膝たちも余裕で決まります。
キットの気になるポイント
つづいて、合わせ目やパーティングライン等、キットの気になるポイントを見ていきましょう。
合わせ目:合わせ目は武装のみ
このキットはパーツ構成が非常に秀逸なのと、ほとんどの合わせ目が段落ちモールド化されているため、本体には合わせ目が出ません。

▲バオリパック ジェネレータ基部にわずかに合わせ目が出ます。(対角線となる背面にも)

▲武装もモナカ構造なので合わせ目が出ますが、ほとんど段落ちモールド化されており合わせ目はわずかです。
パーティングライン:合わせ目が少ない分そこそこ出る
パーティングラインとは、パーツ成形に用いる金型の合わせ目で、わずかに盛り上がったラインが出ます。
デザイン上は存在しないものなので、ヤスリやナイフの背で削り落とすのが一般的です。
合わせ目が出ないよう工夫されたパーツ構成のため、パーティングラインはそこそこ出るといった印象。







肉抜き:結構多いです
肉抜きとは、パーツの強度確保のため設けられた空洞で、おもちゃっぽい印象をあたえるため、プラ板で蓋をしたりパテで埋めたりすることが多いです。
本キット デミバーディングは、この合わせ目が比較的多く出ます。







足裏は肉抜きというか、スッカスカです(ToT)
塗装する際に気を付けたい点
組み立ててみるとわかりますが、本キットはスライドしてハメ込むパーツが割とあります。
塗装をする場合は、塗膜でパーツに厚みが出ることを考慮し、あらかじめ削ってクリアランスを確保する等の工夫をした方が塗装が剥げる事故を防ぐことができます。

▲スネのフレームパーツは下からスライドさせます。白いパーツに擦れないよう気を付けましょう。

▲股関節はカバーパーツを下からスライドさせます。組むと目立たない場所ですが、気を付けたいポイントです。
色が足りない箇所
比較的、成形色による色分け再現はできていますが、色分けがされていない箇所はあります。
ただ、付属するシールが多く、大半がシールでの色分け再現が可能です。
※質感に拘るなら塗装がお勧めです。




まとめ:無加工でもカッコいい良キット!
以上、水星の魔女からHG デミバーディングの素組みレビューでした。
水星キットはHGにしては情報量が多く、特に手を加えなくともカッコよく仕上がるキットが多いです。
本機もそれにもれず、非常に映えるキットでした。





本キットはバオリパックやスネ横のスラスターなど、四肢以外の可動箇所が多く、ポージングの表情付けが非常に楽しいキットです。
また、量産機なので汚し塗装も馴染みやすいと思います。
入手性も比較的良い部類なので、ぜひ手に取って組み立て、自分だけのデミバーディングを作ってみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございます。
それでは、素敵なガンプラライフを!
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