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【誰でもできる】ガンプラ筆塗りのコツを紹介!希釈せず薄く塗るべし

筆塗りおじさん

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筆塗りおじさん
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アクリジョンのすばらしさ、筆塗りHowto、ガンプラ製作の楽しさを発信しています。
・水性塗料を愛するリビングモデラー
  (筆塗りしか勝たん!)
・得意:筆塗り・スジボリ
・ガンプラ歴7年
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みなさん、ガンプラに塗装してますか?

キットの足りない色をが気になる、配色をガラッと変えてみたい、そんな時は筆塗りの出番です!

少ない道具で手軽に始められる筆塗りですが、慣れるまでは思うように塗れないかもしれません。
初心者の方は、こんな悩みをお持ちではないでしょうか。

  • キレイに塗れない
  • 厚ぼったくなってしまう
  • ムラができてしまう
  • 塗料は薄めた方がいいの?

そこで、ガンプラ歴のすべてを筆塗りに費やしてきた私が、アクリジョンを筆塗りするコツを紹介します。

まず、筆塗りのコツを紹介しておきましょう。

アクリジョンで筆塗りするコツ
  • 筆先を整えるべし
  • 塗料は希釈せずそのまま使うべし
  • 薄く塗り重ねるべし
  • 乾いてから塗り重ねるべし

そもそもアクリジョンってどんな塗料なの?という方は、まずこちらをご覧ください。
【初心者向け】「アクリジョン」を徹底解説!

では、詳しく見ていきましょう。

1.筆塗りの塗装コツ

この記事では、基本的なコツを解説します。

アクリジョン以外の筆塗りに通じるかもしれません。

用意するものは、塗料調色スティックパレットです。

※詳しくはこちらにまとめてありますので、よければご覧ください。
  アクリジョンの筆塗りに必要なもの4選+α!

1-1.筆先を整えるべし

塗料を筆で塗っていくので大切なのはもちろんです。

高価なものは必要ありませんが、濡らした際に筆先がしっとり纏まるものが良いでしょう。

毛羽立ったり筆先が割れる筆だとうまく塗ることができません。

筆が毛羽立っていたら買い替えなきゃいけないの!?と思うかもしれませんが、そんなことはないのでご安心を。

あまりにもダメージがある場合は別ですが、GSIクレオスのMr.フデピカリキッドを使えば毛羽立った筆がしっとりした状態に蘇るのです

Mr.フデピカリキッド

Mr.フデピカリキッドは筆用の洗浄剤&リンスです。

筆に残った塗料を強力に落とすのに加え、リンスの効果でしっとりした筆先が維持できます。

フデピカリキッドをMr.ブラシウォッシャー(写真右)に注ぎ、金属部分で筆をわしゃわしゃと洗います。
※塗料を落とす洗浄剤なので、洗った後は水でよくすすぎましょう。

Mr.フデピカリキッド(GSIクレオス)

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1-2.塗料は希釈せず塗るべし

アクリジョンを筆塗りする場合、希釈する必要はありません

塗料は薄めた方が良いのか迷うポイントです。

水で薄められる”や”リターダーを使うべし”など希釈を要する文言が目につきますが、希釈は不要です。

引用:GSIクレオス アクリジョン公式ページより

販売元のクレオスさんもおっしゃっているので、希釈のことは忘れてしまいましょう

信じられない方のために、実際に塗って比較してみます。

1)希釈せずに塗る

▲アクリジョンはそのまま使える濃度に調整されています。

▲パレットに取り出し筆先に塗料を含みます。

▲パーツに塗ってみます。サラッとしていてスムーズに筆が動きます。

▲1回塗るとこのようになります。パーツの色が透けていますが、これでOKです。(後述します)

2)水で希釈して塗ってみる

▲先ほどと同じ色に、水を2、3滴加えました。

▲パーツに塗ると、ご覧の通り薄く伸びてムラっぽくなりました。※パーツ表面をヤスリで荒してから塗ると弾かれにくくなります。

くどいようですが、以上のことからアクリジョンは希釈せずに筆塗りしましょう。

1-3.薄く塗り重ねるべし

筆塗りは「薄く塗る」のが肝心です。
これは筆塗りの基本であり極意でもあります。

どういうことか、見ていきましょう。

薄塗りと厚塗りの比較です。仕上がりの違いがわるでしょうか。

薄塗りはムラなく塗れているのに対し、厚塗りはムラがあり表面が厚ぼったくなっています。

ここでいう、薄塗り・厚塗りは次のように塗ったものです。
・薄塗り … 少量の塗料を薄く5回塗り重ねたもの
・厚塗り … たっぷりの塗料を2回塗ったもの

では、厚塗りの何がいけないのかを見てみましょう。

厚塗りのデメリット
  • 塗膜(塗料が乾いた表面)が厚ぼったくなる
  • ミゾやカドが塗料で潰れる
  • 気泡ができやすい
  • 乾燥に時間がかかる

要するに厚塗りは仕上がりが悪くなるということです。

1)薄塗りのやり方

筆で少量の塗料をとり、パーツに載せます

▲載せた塗料を筆でパーツ全体に伸ばしていきます

▲伸ばしていくとこのようになります。これくらい透けていてOKです。大切なのは薄く塗ることで、塗り重ねればキレイに発色していきます。

▲乾いたら2回目を塗ります。パーツを90度回転し、1回目とは違う方向に筆を動かします。(筆ムラを消すため)

▲2回塗り終わったのがこちら。まだまだパーツの成形色が透けていますね。

▲乾いたら3回目を塗ります。1回目と同じ方向に筆を動かします。

▲3回塗るとだいぶ発色してきました

▲4回塗った後。だいぶ発色していますがもう1回重ねます。

5回塗ればこの通り

▲5回塗ったのがこちら。1回目のスケスケが嘘のようにムラなくキレイに塗ることができました。

薄塗りは”塗っては乾かす”を繰り返すため面倒に思うかもしれませんが、キレイな仕上がりはその手間に見合ったものになります。

また、”水性塗料は塗膜が弱い”といわれますが、塗り重ねれば爪で引っかたくらいではびくともしない塗膜ができあがります。

1-4.乾いてから重ねるべし

最後は、乾燥についてです。

前述の通り、キレイに筆塗りするには薄く何度も塗り重ねますが、前に塗った塗料が乾いてから次を塗る必要があります。

乾燥する前に塗ってしまうと、乾いていない塗料が溶け出して「まだら」になってしまうのです。

▲1回目を塗りました。少しだけ待ってすぐに次を塗り重ねます。

▲1回目が乾ききる前に2回目を塗ると、乾いていない部分が溶け出しムラになってしいます。

アクリジョンは薄く塗れば15~20分程度で乾燥し硬化します。

他のパーツを塗るうちに乾いてしまうことも多いです。

せっかちな人もここはひとつ我慢して、乾いてから次の塗り重ねを進めましょう

まとめ

以上、アクリジョンで上手に筆塗り塗装するコツの解説でした。

本記事は基本的な内容の紹介でしたが、「応用編」では調色や塗り分け失敗のリカバリー方法などを紹介しますので、興味のある方は是非ご覧ください。

最後に要点をまとめておきしょう。

アクリジョンで筆塗り塗装するコツ
  • 筆先を整えるべし
    → Mr.フデピカリキッドで筆先をケア
  • 塗料は希釈せず塗るべし
    → そのまま使える濃度で調整されている
  • 薄く塗り重ねるべし
    → 基本で極意。少量を薄く何度も塗る
  • 乾いてから重ねるべし
    → 20分で乾くので待ちましょう

この記事を参考にアクリジョンの筆塗りにチャレンジいただければ嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、ステキな筆塗りライフを!

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※筆塗りのコツ(応用編)はこちらをご覧ください。

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