特徴がないジムカスタムをオリジナルカラーで個性的に仕上げる!【筆塗り作例】
ジムカスタムにパネルラインを彫り込み、オリジナルカラーで全塗装した作例です。
劇中の重力下運用を想像し、汚し塗装で仕上げました。
HGUC 1/144 ジム・カスタム
1,430円 2011年01月発売(公式サイト)
特徴がないのが特徴・・・そんな悲しい言われのジムカスさんですが、筆者は「欠点が無くバランスが取れている」の意味だととらえています。
見た目の地味さも特徴のなさを助長しているのではと、カラーリングで特徴を出すことにしたのでした。
特徴のない量産機を個性的に仕上げる参考になれば嬉しいです!
それでは本編をどうぞ!
1.全体像
ビビッドなオレンジを差し色に、グリーンを主体に配色しました。
だいぶ印象が変わったのではないでしょうか。
全身にパネルライン引き、メインカラーのライトグリーンを濃淡で塗り分けています。
筆塗りならマスキングなしで塗り分けできるのでカンタンです。
スミ入れはウォッシングで汚しと同時に行っています。
黒のスミ入れは嘘っぽくなるので、筆者は茶い色が好みです。
最後に色鉛筆をエッジにのせて、ジムカスタムのゴツゴツ感を強調しました。
2.工作
2-1.スジボリ
スジボリのデザインは永遠のテーマです。
MSが実在したら…、カッコいい塗り分けを考えたら…、パネルラインで魅せられたら…、色々なことを考えてスジボリをデザインします。シャーペンの下書きを納得いくまで何度もやり直しましょう。
あなただけのスジボリデザインが見えてくるはずです!
※かくいう筆者も修行中です…!
2-2.プラ板工作
情報量を増やしたくて申し訳程度にプラ板を貼り付けました。平面が多いキットは凹凸を増やすと精密感が出ますよね。
腰のサイドアーマーは装甲の重なりを表現したく、下半分をデザインナイフで削り込みました。
削り込んだ部分はシモムラアレックの精密多機能面取りツール ラギア2で平面にならしました。
3.ウェザリング
3-1.ウォッシング
ウォッシングとは、シャバシャバに薄めた塗料で洗うように塗装する技法です。
今回は次のようにウォッシングしました。
- 希釈したMr.ウェザリングカラーを塗布
- キムワイプ(硬いティッシュ)で大雑把に拭き取り
- Mr.ウェザリングカラー薄め液を付けた綿棒で拭き取り
ウォッシングは異なる色で2回、焦げ茶色のグランドブラウン、茶色のステインブラウンで行い、汚れに深みを出してみました。(出たかはよくわかりません)
この頃のハンドパーツ、密度感あってカッコイイですよね。
最近のキットにも復活させてほしいです。
3-2.塗装ハゲ+ハイライト
家庭用のスポンジを小さくちぎり、端につけた塗料をポンポンとスタンプして、塗装ハゲを描き込みました。装甲が擦れそうな角を中心にスタンプしますが、くどくならないようバランスを考えるのがポイントです。
併せて、エッジに白い色鉛筆でハイライトを描き込んで、角張った印象を強調させています。
4.振り返り
地味な印象の量産機も、カラーリング次第で印象がガラッと変わりますよね。
最近売っているのを見かけないですが、また作ってみたいキットです。
- 筆塗りはマスキングなしで塗り分けできる
- 工作は削り込むのも有効
- 汚し塗装は楽しい。が、やり過ぎに注意する
以上、参考になれば嬉しいです!
HGUC 1/144 ジム・カスタム
1,430円 2011年01月発売(公式サイト)
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