【素組みレビュー】HG Hi-νガンダム|小ぶりで青い小説版のνガンダム
小説「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ~ベルトーチカ・チルドレン~」から、HGUC Hi-νガンダムの素組みレビューです。
主人公のアムロ・レイが駆るニュータイプ専用MSです。

映画版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するνガンダムのポジションにあたる機体で、ブルーとホワイトの配色と羽のようなフィンファンネルの形状が、その印象を大きく異なるものにしています。
- 組みやすさ
- 色分け再現
- 合わせ目
- 可動
このブルーとホワイトを成形色による色分けで再現しています。
シール使うと思っていたので驚きです。
追って比較しますが、νガンダムと比べてやや小ぶりな機体です。
機体解説 ※クリックで開きます
RX-93-ν2 Hi-ν(ハイ・ニュー)ガンダムは、「シャアの反乱」に対処すべくロンド・ベル部隊に配備されたニュータイプ専用MS(モビルスーツ)である。
この機体は、元々地球連邦軍がAE(アナハイム・エレクトロニクス社)のフォン・ブラウン向上に開発させていた新型MSで、ロンド・ベルに指揮官として赴任したブライト・ノア大佐が、その際の手土産として手配したものである。
メイン・パイロット兼エンジニアでもあったアムロ・レイ大尉は、その機体に自分の設計したサイコミュを搭載させたうえで、ロンド・ベルの制式採用機とした。
基本設計は歴代の”ガンダムタイプ”の平均値にアップデートを施したもので、複雑化、巨大化していた当時のMSの傾向に逆行するかのような意匠を持つ。
最大の特徴は、「ガンダムタイプ初のフルスペックNT専用機」であり、攻防一体のオールレンジ兵器”フィン・ファンネル”を装備していることである。当初、この機体のサイコミュシステムは、あくまで”ファンネルをコントロールする”ためのものであったが、ネオ・ジオンのMSサイコ・ドーガの鹵獲によって”サイコ・フレーム”がロンド・ベルにももたらされたため、若干の改装が加えられることとなった。
サイコ・フレームは、サイコミュの機能を持つコンピューターチップを金属粒子レベルで構造材に鋳込んだもので、これをコクピット周辺などに配置することで、脳はコントロールのレスポンスが向上するという機能を持っていた。不確定要素はあるものの、アムロ自身が自らのNT能力に懐疑的であったため、ファンネルのコントロールをより確実なものとするため、適性技術のサイコ・フレーム採用に踏み切ったのであった。
かくしてロンド・ベルはようやくシャアのネオ・ジオンと拮抗するフラッグシップMSを運用することができるようになったのである。
ちなみに、建造途上でバックパックの換装やスタビレーターの創設、フルロード時の武器配置、塗装パターンなどの仕様が変更されたため、制式番号などにも若干改定が加えられている。
HGUCナンバーは095で、2009年6月発売と比較的古いキットです。
アムロ・レイ
公式ページにも”機体やシールドのカラーリングはパーツの分割により、組み立てるだけで再現可能”とあるので、その詳細を見てみましょう!
HGUC 1/144 Hi-νガンダム
(公式サイト)
2,640円(税込)
2009年06月発売
HGUC Hi-νガンダム 全体像






頭頂高は20.0mと22.0mのνガンダムと比べ、若干小ぶりです。
塗装済み完成図と比べて、ブルーの部分は少し淡い成形色となっています。
フィン・ファンネルはラックから放射線状に伸びており、翼を思わせるシルエットです。
古めのキットなので関節にはABS樹脂が用いられています。
ファンネルが重いので、KPSがないこの時代のキットにはABSを使わざるを得なかったのでしょう。

▲同じHGUCのνガンダムと並べてみました。
Hi-νの方が、顔を含めたパーツの大きさは小ぶりです。νガンダムはフィンファンネルで高さが出る分、だいぶ大きく見えます。
▼右側のνガンダムの塗装作例です。良ければ見てください。


付属品は以上の通りです。
- ビーム・ライフル × 1
- ニュー・ハイパー・バズーカ ×1
- ビーム・サーベル ×2(1本は柄のみ)
- フィン・ファンネル ×6
- ハンドパーツ:握り手(左右一式)、右武器持ち手×1
- シールド ×1
- ホイルシール ×1
- マーキングシール ×1

▲カメラやセンサーなど一部の色分けを再現するホイルシールと、ロンド・ベルや地球連邦軍の部隊マークを再現するマーキングシールが付属します。
HGUC Hi-νガンダム キットの詳細
各部位の詳細

頭部です。イケメンフェイスですね。丸顔のνガンダムと比べやや裾が広い台形に近い形になっています。
ブレードアンテナは色が異なる2つのパーツで組み上げます。

胸部はブルーとホワイト、グレーのパーツが組み合わさった造形です。
ブルーとホワイトの境目は単純な直線ではなく、複雑なラインで構成されています。
モールドなどのディテールも多く密度感があり非常にカッコいいです。

肩もブルーとホワイトの組み合わせです。バーニアが正面・背面に1基ずつ、側面に2基備わっており、情報量は充分です。
ヤスリ掛けで平面・エッジを出すと引き締まって見栄えがしそう。


腕部は武器を持つ右腕と、シールドを装着する左腕で前腕の形状が異なります。
右腕は肘部分にライフルの弾奏?が装着されています。

腰部です。フロントアーマーはダクトやスラスター的なディテールやモールドが施され、情報量が多いです。
サイドアーマーはνガンダムと比べ大型のものになっています。


脚部もパーツ分割でブルーとホワイトの色分けが再現されています。
ふくらはぎに合わせ目がありますが、段落ちモールド化されておりディテールの一部になっています。


シールドは裏側もしっかり裏打ちされており、ディテールもたっぷりあってスカスカ感はありません。
ブルーの大きなパーツに小さな白いパーツをハメることで、色分けを再現しています。
白いパーツは外す際に中央に負荷がかかりやすいので、塗装派の方は注意です。

ビームを圧縮して間欠的に射出するマシンガン的な使用も可能。最大出力時には、同時期の戦艦クラスの主砲に匹敵する威力を持つ。

連邦軍の代表的なMS用兵装。同等品をHi-νガンダムに合わせて仕様変更したもの。
射程や弾頭の破壊力なども改善されている。口径は280mm。
ビーム・ライフルと、ハイパー・バズーカ―もディテール満載で造形。
ラメが入った硬めのパーツなので、モールドの彫り直しは若干やりずらそうです。

2種類のビームエミッターを内蔵し、ユニットの前後でビーム刃を生成可能なカスタムタイプのビーム・サーベル。
左右のファンネルラックに一基ずつ、左腕のホルダーに標準規格品を予備として装備している。
ビーム・サーベルは通常のものと異なり、下方向にも小さなビーム刃が付属。
これはカッコいいですね!他キットにも流用できそうです。
可動の確認

肩関節の引出しは僅かです。この時代のキットでは標準的でしょうか。
量手持ちする武器はありませんので、問題にはならないでしょう。

肘は単一関節のため、曲がりは90°程。可もなく不可もなくといったところです。

膝も単一関節ではありますが良く曲がり、装甲が干渉するギリギリまで角度をつけることができます。
また、腰のフロントアーマーは大きく跳ね上がるため、可動を邪魔することはありません。

腰はボールジョイント接続でぐりぐりと柔軟に可動します。
干渉する装甲がないので360°回転させることが可能です。

ももが短くスネが長いため、立ち膝は斜めに傾きます。

背面はフィンファンネルやファンネルラックの情報量が多く、密度感がすごいです。
ラックには可動軸が2つあり、ぐりぐりと柔軟に動きます。
バーニア下にあるプロペラントタンクもボールジョイントで柔軟に可動。

スタビライザーも上下に可動します。飛行ポーズの表情付けに良さそうです。
キットの気になる点
背中が重く後ろに反り返りやすい

実はこのキット最大の弱点と言えるのが、膝関節のユルさです。
フィンファンネルとプロペラントタンクを背負っているため背中が重く、立たせるとすぐに後ろに反り返ってしまいます。
これは関節の構造を見るに個体差ではない印象です。
瞬間接着剤などで軸を太らせて保持力を強化したいところ。
▼緩い関節を改善する方法はこちらをどうぞ

合わせ目
逆シャアキットの例にもれず、本キットも合わせ目がほとんど出ません。
出るのは武装と本体にごく一部です。




▼合わせ目消しのやり方はこちらをどうぞ

パーティングライン
パーティングラインとは、パーツの成形に用いる金型の合わせ目で、細く盛り上がった線ができます。
デザイン上は存在しないので、ナイフややすりで削り落とすのが一般的です。




ヒケ

”ヒケ”とはパーツの成形時に熱したプラスチック樹脂が冷える際に収縮してできる凹みです。
広い面のパーツでは目立つので、ヤスリ掛けで平らにならしたいところです。
▼平面を出すやり方を解説しています。

色が足りないところ
ブルーとホワイトはパーツの成形色で再現されていますが、プロペラントタンク根元のカッパーやスラスターなど細かい部分は色分けされていません。
シールが付いている部分もありますが、再現には塗装が必要な箇所もあります。
以下の画像を参考にしてください。




まとめ:ディテール満載、気合の入った良キット!
以上、HGUC Hi-νガンダムの素組みレビューでした!
パーツ構成が秀逸で合わせ目が少なく、HGにしては量が多いディテールと、開発陣の気合の入り具合が見て取れます。




ヤスリ掛けでバキバキにエッジを出し、足りない色を塗るだけでかなり映えそうなキットです。
ガンプラの中では比較的入手しやすい本キット。
良ければ、手に取って組み立ててみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、素敵なガンプラライフを!
